2024年11月06日 14:28更新
馬場っ子は「やればできる」!
十日町市立馬場小学校の閉校記念式典が3日(日)に開かれ、在校生やかつての卒業生などが150年あまりの歴史と伝統を振り返り、別れを惜しみました。
馬場小学校は明治4年に創立された現在の十日町市内で最も歴史が長い小学校です。近年の児童数の減少から今年度末で153年の歴史に幕を下ろし、来年度からは水沢小学校に統合されます。式典には卒業生やこれまで学校に関わった人たちなど約300人が集まり、全員で校歌を斉唱しました。
馬場小学校 矢野武志 校長
「(卒業生に対して)私が痛切に感じたことは、自分の母校がなくなることへの熱い思いがあること。同時に馬場小学校に対する、強い愛校心と愛着心を感じた。現在35人の児童たちはいきいきと学校生活を送っていて、確実に成長している。来年度の統合も安心して、新しい環境と仲間と共に学校生活を送ってくれることを信じている」
また、在校生の35人がリコーダーの演奏や合唱を披露しました。
児童
「今年度で閉校なのでさみしいし、悲しい気持ち」
「みんなに笑顔になってもらえるように歌った。最後の馬場小生活は思い出に残るように、たくさん思い出を作って過ごしていきたい」
式典のあと、校庭に設けられた閉校記念碑が除幕されました。記念碑には馬場小学校のスローガン「やればできる」の文字や、在校生全員の手形が施されています。
卒業生
「児童たちの演奏や合唱を聞いて、自分の子どもが居たときを思い出した。さみしいという気持ちが大きい。また事あるごとに訪れたいし、卒業生の自分の子ども3人も連れてきたい」
卒業生
「子どもたちの歌声に涙が出た。馬場小生活が楽しくて、教員になった。今の仕事のきっかけを作ってくれた学校なので感謝している。子どもたちには、小学校の思い出を大事に自分の目指すものになってほしい」
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