2024年11月14日 18:22更新
本格的な雪のシーズンを前に十日町市の市道除雪に向けた出陣式が14日(木)、松之山光間で開かれました。
十日町市の冬の市道除雪は、作業を請け負う業者が共同企業体を旧市町村単位で組織して行っています。
今年度の除雪車の出陣式は松之山地区で行われ、地元で作業を担う7つの事業者のオペレーターなど約30人が出席しました。
市道除雪は総延長475㎞で市内全体を約350台の除雪車で対応します。このうち松之山地区の区間は62㎞。市が貸し出す13台のほか、各業者のもつ車両でこの冬の除雪にあたります。
十日町市 関口芳史 市長
「十日町市の除雪技術は超一流、特に松之山地域の技術は最高だと評価も高い。市民の期待に応えてもらえるようお願いします」
続いて、市の除雪車の鍵と作業記録を取るためのGPSの端末装置が共同企業体の代表に手渡され、安全宣言が行われました。
「ここ十日町市の冬は深い雪に覆われるため、子どもやお年寄りの安全な歩行、生活に必要な車両の走行に大きな影響を与えることから、地域住民が安全に安心して生活できるよう無事故・無災害に向けて関係者一同 力を合わせて取り組みます」
市によりますと、去年の初出動は松之山浦田地区で11月下旬でした。市道除雪の出動基準は積雪が10㎝に達した場合で、早朝7時までに作業を完了させることになっています。また過去2年は少雪により除雪費は市全体で一昨年度が約17億円、去年が13.5億円となっていますが、今冬は平年より降雪量が多いと予想して関係者は一段と気を引き締めています。
企業体代表構成員 ㈱高橋組 高橋伸幸 代表取締役
「巷のうわさではこの冬は雪が多い。松之山地区では雪は観光資源だが住民生活においては支障のあるもの。先輩方から引き継いだ技術の伝承を若手に引き継ぎながら、安心安全の道路確保に目指して頑張る」
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