2024年11月22日 18:06更新
交通事故で家族を失った児童生徒の支援に役立ててもらおうと、県立十日町高校定時制課程の生徒会が文化祭バザーの収益金27553円を19日(火)、十日町市に寄付しました。
十日町市役所を訪れたのは、十日町高校定時制の生徒会3年生の阿部偉冴心会長と4年生の霜垣太一前会長です。
左:阿部偉冴心会さん 右:霜垣太一さん
十日町高校では9月14日(土)に全日制と定時制合同の文化祭「南陵祭」が開かれました。約60人の生徒が在籍する定時制では毎回、生徒が中心になってチャリティバザーを恒例で開いています。バザーで売られる商品は生徒が市内の商店などにお願いして、文房具やティッシュペ―パーなど提供してもらっています。集められた商品は生徒がそれぞれ値段を付けて販売し、ことしは27553円を売り上げました。
この取り組みは昭和62年から続けられ、過去35回の寄付額は138万4309円にのぼっています。市では寄付金を交通事故で家族を失った児童生徒を支援する交通遺児等援助基金に積み立てています。
市によりますとこの基金の支援対象になるのは現在市内に住む小学生2人中学生1人、高校生1人ということです。
関口市長
「交通遺児の人には小中学校の入学時一時金、高校生には在学援助金として渡している。累計で138万円余、今年で37年目と先輩たちの気持ちを受け継いでいることに改めて敬意を称します」
十日町高校定時制生徒会 阿部偉冴心 会長
「緊張した。毎年、商店街の人には助けてもらって感謝している。誰かのために役立ててほしい」
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