2024年11月26日 16:16更新
地元の人たちによって進められてきた、十日町市中屋敷にある二六公園一帯の里山整備がこのほど完了し、竣工式が23日(土)に開かれました。里山の名前は「わかブナガーデン」と名付けられました。
竣工式には近隣住民のほか、市の関係者や議員など約50人が集まり、「わかブナガーデン」の完成を祝いました。
この整備は、二六公園の入り口にあたる旧角万寺スキー場周辺の荒廃した里山を蘇らせ、地域の人たちが集う場所にしようと、二六公園保存会が進めている取り組みです。
またこの場所では、地元の子どもたちが森や自然と触れ合うことができるアウトドアの拠点づくりを目指していて、今年度の緑の募金の事業に採択され、122万円の支援を受けています。
保存会では今年8月から広さ約1haにわたって針葉樹の伐採や藪の刈り取りを進め、ブナやヤマモミジなど地域由来の落葉樹を植樹しました。またかつてのように、ホタルが飛ぶ環境を取り戻そうと、「いつ和の泉」と名付けた池や、そこにつながる水路を設けました。
整備の目玉は、地上3mほどの高さに設けられた「ツリーハウス」です。晴れていれば川西地域の先に魚沼三山の絶景を見渡すことができます。
ツリーハウスの脇にはウッドテーブルとイス、真下には2基のブランコも取り付けられ、子どもから大人まで楽しめる憩いの場が完成しました。
二六公園保存会 佐藤けいこさん
「ようやくここまできたという感じ。本格的に動き出したのが9月くらいだったので、そこから今まで嵐のような忙しさ。毎日みんなで頑張って来て本当に良かったという思い。居心地がいいような場所を作っていきたい。ここに来ると誰かがいて、景色を眺めながら話ができて、癒されて帰っていける場所にしたい」
キャンプ場建設予定地
保存会では来年度、敷地内にキャンプ場も整備してオープンさせる計画です。
二六公園保存会 小林正夫 会長
「施設を作ることは誰でもできることだが、できたものをどのように活用していくかが大事だと思っている。ここに来たら自分たちで考えて遊べる場所にしたい。地域の子どもたちが、すばらしさを感じるようにな活動につなげていきたい」
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