2024年11月29日 18:55更新
来年2月に開かれる十日町雪まつりの概要が発表されました。今回は会期が15日と16日の土日開催となり、コンセプトや内容は過去2年と同様に西小学校周辺をメイン会場に、JR飯山線の駅を拠点に歩いてイベントを楽しむようになっています。また、雪の芸術展の芸術部門の賞の数は14本から10本にし、8位までは10万円以上がもらえるよう賞金の配分が見直されました。
これは29日(金)に開かれた十日町雪まつりの実行委員会で示されました。今年度の雪まつりのコンセプトは過去2年と同様に「雪を友とし、雪を楽しむ」で、市民自ら楽しむことを前提にした企画となっています。会期は土日開催の2日間に見直され、2月15日(土)は午前10時~午後9時。翌日16日(日)は午前9時~午後3時となっています。
一方、イベントのメインコンテンツとなる雪の芸術展、雪像の審査は会期前日の14日(金)の午後5時~7時30分の間に行われ、午後8時に結果が発表されます。前回の雪まつりは暖冬少雪の影響でイベントの内容が直前に見直され、雪像づくりが難しい観点から審査と賞金授与が中止となり、制作にエントリーした団体に一律5万円が支給されたものの、市民からは実行委員会の対応に苦言があった経緯があります。
この反省をいかし、今回の芸術部門の雪像づくりに関しては賞金予算は200万円と総額は変わらないものの、賞の数は14本から10本にし、賞金の配分が見直されました。最高賞の1位と2位には前回より10万円少ない20万円となりましたが、8位入賞までは10万円以上がもらえます。また賞に入らなかった入選作品でも3万円から7万円にまで増額されることになります。
なおイベントの拠点エリアはこれまでと同様に駅を起点に歩いて楽しんでもらおうとJR飯山線の十日町駅、越後水沢駅、下条駅の3駅周辺となります。メイン会場の西小学校グラウンドには「スノウリッチパーク」が設けられ、飲食店街やステージショー、雪にまつわるアクティビティが楽しめます。また、ここが観覧場所として毎回おなじみとなっている「虹雪花火」については、打ち上げ時間をこれまでの30分間から15分間に短縮し、二尺玉をメインに花火の内容をより凝縮して開催することにしています。
イベント全体の事業予算は協賛金が増えたことで2650万円となりました。実行委員会では過去の反省を考慮し、各地域のおまつりひろばの運営補助金を増やすほか、ひろばと雪像を周遊する二次交通の整備を強化して充当することにしています。
十日町雪まつり実行委員長 関口市長
「(前回の)祭りの当日は天候にも恵まれ、来場の方は4万6千人の入込みということで、そういった意味では盛況だったと振り返る。一方芸術展の審査の在り様や開催の日程など、いろんな意見をもらって反省点や課題点も多かった昨年度だった。今年度は土日の2日間開催にさせてもらい、さらに多くの皆さんから来てもらって、それぞれの地域の方々にも楽しんでもらえる雪まつりにしようと取り組んでいる。この祭りが持続可能なものになるようにしていきたい」
実行委員会ではこれから雪の芸術祭の作品作りや各地域のおまつりひろばの運営に参加する町内や団体を募っていく予定です。
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