2025年01月06日 17:56更新
十日町市の消防出初式が5日(日)に道の駅クロステン十日町で開かれ、消防団員や消防本部職員などが1年間、災害や火災から市民を守る決意を新たにしました。
消防出初式には市内の消防団員や消防本部の職員など約150人が参加して、関口市長や服部勝志消防長などが新年の訓示を行い、全員で恒例の「火の用心」三唱をしました。
服部勝志 消防長
「去年は管内の救急出動件数が過去最高を100件余り上回る3679件となった。この先も更に進む高齢化や新興感染症の発生の懸念など、社会情勢の急激な変化を見据えた消防ニーズを的確に捉え、予防消防の徹底と減災のための確実な備えを中心に、地域住民の生命と財産を守るための消防と防災活動に取り組んでいくことが重要」
また十日町市消防団は令和8年度から現在5つで構成されている方面隊を廃止し、より効率的な運営を目指す計画です。これに関し、樋口茂吉消防団長は団員減少の課題を乗り越えて、市民を守っていく決意を示しました。
樋口茂吉 消防団長
「これは人口減少や就業構想の変化に伴い団員減少が進む中、現在の方面隊の枠を越えた応援出動が容易に可能となり、災害現場に集結する消防力の向上を目指すもの。十日町市の安心と安全がより確かなものとなり、市民の皆さんの幸せが大きなものになるようにこれからも精進していく」
なお、令和6年は管内で火災が28件発生し、3人が亡くなっています。消防本部では、空気が乾燥する春先にかけての火の取り扱いをはじめ、水分を多く含んだ重い雪の落雪や雪崩に注意するよう呼びかけています。
服部勝志 消防長
「十日町市は大きな自然災害もなく穏やかな1年だったと思うが、人ごとではなく自分事として、火の用心と自然災害に備えてほしい。私たち消防が暇な1年になればと思っている」
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