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消防職員意見発表会予選会 十日町の代表は桑原友幸さんに

2025年01月08日 13:45更新

新潟県消防職員意見発表会の出場者を決める予選会が十日町地域消防本部で6日(月)に開かれ、最優秀賞となった本部第3小隊の桑原友幸さんが代表に選ばれました。

この意見発表会は消防職員が消防や防災について日頃感じている課題を発表し、職務に対する意識を高めようと全国の消防組織で毎年行われています。県大会への切符をかけた十日町地域消防の署内予選会には5人の職員が出場し、若手職員の早期離職を防ぐためのメンター制度の導入や、地域住民との情報共有のためのSNSの活用方法といった課題解決の提案をそれぞれ5分間のスピーチで発表しました。

審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは本部第3小隊の桑原友幸消防副士長です。桑原さんは業務で情報システムを担当をしていて、ネットワークに不具合があった場合の対応のほか、広報やSNSの発信にも取り組んでいます。発表では「個人デバイスが創る、災害時の新しい通信網」をテーマに、災害時に通信インフラが途切れても個人のもとに情報が届く新しい仕組みを提案しました。

最優秀賞 発表内容
「災害時に通信網が断絶する怖ろしさを想像してください。スマートホンには圏外の表示だけ避難所の場所も分からず救助も呼べず孤立する。この解決策として私は個人デバイスを活用した『メッシュネットワーク』を提案します。このシステムを緊急地震速報やJアラートと連動させることで災害発生と同時に特定エリア内のすべてのデバイスに働きかけることにより自動的にこの通信網を構築できます。災害時でも通信は途絶えることなく、被災者の不安を軽減し安全で効率的な救助活動を実現します」

十日町消防本部 第3小隊  桑原友幸 消防副士長
「災害が起きたときに通信がつながらないことがきっかけになった悲劇が多くあると思うので、悲劇が1つでも無くなるようなアイデアの1つになるといいと思い、発表した。十日町消防の代表なので恥ずかしくないような発表をしてきたい」

消防職員意見発表会の県大会は2月7日(金)に新潟市で行われます。

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