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文化財防火デーにあわせ 国登録有形文化財「西永寺」で消防訓練

2025年01月31日 11:44更新

1月26日の文化財防火デーに合わせて、創建700年の歴史があるとされる十日町市上野の国の登録有形文化財「西永寺」で消防訓練が30日(木)に行われました。

「文化財防火デー」は奈良県法隆寺の火災で壁画が焼損したことをきっかけに昭和30年に定められ、毎年火事のあった1月26日を中心に文化財を守るための消防訓練が全国で行われています。

訓練には十日町地域消防本部の消防職員など10人が参加し、西永寺本堂に置かれたろうそくが倒れ、出火した想定で行われました。

西永寺の本堂は1835年に起きた火災後の1848年に再建された建物で、本堂の向拝や欄間に印象的な彫刻が施されています。

また同じ年代に作られた経蔵、鐘楼、庫裏、六和亭が境内にあり、本堂を含めた5つが平成12年10月に国の登録有形文化財になりました。

訓練では本堂の火災に気づいた住職の渡邊昭二さんが副住職の渡邊秀信さんに火災が起きたことを伝え、初期消火と通報を行う手順を確認し、到着した消防隊が放水を行いました。

十日町地域消防本部 予防課 山崎哲嗣課長
「西永寺は個人の財産のみならず地域の財産でもある。火を出さずに守ってもらい、今後も火災予防に注意を払ってください」

西永寺 渡邊昭二 住職
「その場になると慌てると思うが、これを教訓に備えていきたい。今後も火の取り扱いを気を付けたい」

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