2025年02月10日 16:44更新
十日町市川西地区で高齢者世帯の屋根の雪下ろしを行う「スノーボランティア夢雪隊」。降雪が断続的に続くドカ雪となった今シーズン、すでに出動回数は去年の3倍に達しています。
スノーボランティア夢雪隊は1995年の阪神淡路大震災でボランティア活動が盛んになったことをきっかけに、雪下ろしができない高齢者世帯の安全を守ろうと結成され、今年で29年目になります。所属する隊員は現在40人。あくまでボランティア組織として無理なく取り組めるよう1隊が1世帯を担当する体制を築いていて、今シーズンは主に平日に活動する部隊が1隊と休日に活動する3部隊の計4隊体制で活動しています。
この日9日(日)は、休日隊の5人が水口沢と坪山の一人暮らしの高齢者宅2か所を訪ね、屋根に1m以上積もった雪を下ろしました。
隊員として3年目 増田貴大さん
「雪下ろしは大変だった。夢雪隊を必要としてくれている人のためにも、できるかぎり協力して役に立てるようにしていきたい」
雪下ろしをしてもらった家の親戚
「1人暮らしなので心配だった。近くにいても自分の家でやっとなのでここまでしてもらえると助かる」
創設時からの隊員 髙橋徹さん
「あくまでもボランティアなので、自分が無理してはいけない認識があり大勢で短時間で終わらせている。イベント間隔で勢いのあるまま終わらせて自分の家をやっている。新しい人が入ると楽しいので仲間になってもらい、みんなでできるようになるといい」
今シーズン、夢雪隊の活動は年明け前の12月30日が初出動と例年より早い動き出しでした。また少雪だった昨シーズンは4件の高齢者宅に延べ4回の出動でしたが、今シーズンはすでに2月11日時点で12回と3倍に達しています。
丸山靖夫 事務局長
「これほど長く続く寒波はなかなかなかったので大変な作業。この寒波で今年は気温が低い。普段だと上が軽くて下が重い雪だが、今年は固い雪がそのまま乗っている。高齢化が進む中で屋根雪除雪は重労働なので、より多くの人から活動に参加してもらい、支え合いの町づくり、優しい町づくりができるといい」
なお、夢雪隊では活動に協力してくれる隊員を随時募集しています。
スノーボランティア夢雪隊事務局
■窓口:十日町市社会福祉協議会 地域福祉課(十日町市高田町三丁目南442番地)
■問い合わせ:TEL025-757-3565
Copyright (C) 2025 十日町タウン情報 All rights reserved.