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雪まつりで育んだ縁で多くのカップルも成立 ひのと下条の交流30周年を祝う会

2025年02月12日 16:22更新

十日町雪まつりの雪像づくりの縁で下条地区の市民団体、「四季の風」と東京都日野市の「日野社会教育センター」の都市間交流がこのほど30周年を迎え、記念の式典が8日(土)に十日町市内で開かれました。

都市間交流の30周年を迎えたのは、下条地区の「都市との交流を進める会 四季の風」と、東京都日野市の「日野社会教育センター」です。「四季の風」は下条地区振興会が計画する交流事業を担う団体として、住民有志が中心となって1991年に設立されました。この四季の風の呼びかけに応じたのが、東京都日野市で青少年向けの運動教室や市民イベントなどを行う「日野社会教育センター」です。

1992年の十日町雪まつりで「日野社会教育センター」の学生ボランティアを中心に25人で結成した「ひのスノーマン」が雪像を作りに下条地区に訪れたことをきっかけに、本格的な交流がスタートしました。以降「四季の風」の雪像制作団体「愛ing下条」と「ひのスノーマン」は、毎年雪像を並べて作り、互いにライバルとして芸術部門への出展を続けています。また雪まつりに留まらず、下条小学校の児童が日野市に都会体験に訪れているほか、住民同士が互いの地域のイベントに参加しあうなど、交流を深めています。

愛ing下条のメンバー
「元気をもらっている。地域の人からも『また来てくれたね』と言葉をもらえるのでありがたい」

愛ing下条のメンバー
「ひのスノーマンは熱意がある。お互いに良い引き合いができて活力になっている。地域の良さを日野の人たちから学んでいるところもあるのでいい」

昨年の雪像制作の様子

この日開かれた式典と祝賀会では、去年の十日町雪まつりで雪像制作が30回目を迎えたことを記念して、2つの団体のメンバーがこれまでの歩みを振り返り、懐かしのエピソードに花を咲かせました。

交流30周年を祝う会 藤巻誠 実行委員長
「ひのスノーマンは『ただいま』と下条に帰ってくる。下条の人は『おかえり』と言って迎える。彼らにとって下条は第2のふるさとになっている。それは30年培った実績でうれしいこと。30年の交流のなかで何組もカップルが生まれた。その子どもたちが大人になり結婚して今3世代の交流が生まれている。このいきいきとした交流が30年の絆。まちづくりには終わりはない。今この時が到達点で出発点。この30年培った絆を大切にして、確かな夢とロマンを持ちながらこの事業を推進していきたい」

ひのスノーマン 雪像制作初回から参加
「とにかく帰って来ること、続けて来ることが下条地域への貢献になると思う。私だけではなく子どもたちも友達を連れて、ここをもっと知ってもらうこと。十日町にこんなにすごい雪まつりがあることを知らせていきたい」

ひのスノーマン 久保田周 代表
「1番の思い出は『愛ing下条』と『ひのスノーマン』で、雪像で1位と2位をとったこと。その時はうれしかった。家族ぐるみで小さな子も参加しているので、その子たちいつでも来られる場所をずっと提供でいるようにつながりを持ち続けたい」

なお「愛ing下条」と「ひのスノーマン」は今年の十日町雪まつりでも、市利雪親雪総合センターで開かれる「いなかの広場」で雪像を出展します。

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