2025年02月14日 10:42更新
これまで自家用の井戸や湧き水を利用していた清津峡地区の3つの集落に上水道施設が約5年かけて整備され、11日(火)に完成を祝う竣工式が開かれました。
この整備は清津峡地区の角間、葎沢、小出の3つの集落の60世帯に簡易水道を供給できるようにした十日町市の事業です。工事は令和元年度に始まり、3つの集落に整備された送水管と配水管をあわせた長さは約10㎞に及びます。
また角間集落に配水池を設けたほか、2か所に加圧ポンプ室を設置し、総事業費は9億2400万円となりました。
清津峡地区では長年、自家用の井戸や近くの山から採れる湧き水、沢を流れる水が生活用水として利用されていて、安全安心で安定的な水道水の供給が待ち望まれていました。
さらに近年は清津峡トンネルなど観光スポットとしての需要が著しく高まったことが後押しとなり、上水道の整備が進められました。
竣工式には3つの集落の住民や市の職員、工事関係者など約20人が出席し、念願だった施設の完成を祝いました。
清津峡地区振興会・山本正則会長
「ようやく竣工式ができたこと心から嬉しい。これで蛇口を捻ると水が出る、普通の生活ができるようになったことが一番」
なお水道水の供給はすでに一昨年4月から角間、葎沢集落などの一部で始まっていて、市によりますと現在は28世帯が接続されています。今年4月からは小出集落の高台の世帯なども含め、60世帯すべてで利用できるようになります。
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