2025年04月30日 16:43更新
停電を引き起こす原因となる電柱の上に作られたカラスの巣。春に巣作りの季節を迎えることからパトロールを強化しようと、東北電力ネットワーク十日町電力センターが30日(水)に撤去作業の様子を公開しました。
カラスは3月から5月にかけて高い木や電柱の上に子育てのための巣を作ります。
巣の骨組みには鉄製のハンガーや針金が含まれることがあり、電柱の配電設備などに巣作りした場合、それが電線に触れることで停電事故を引き起こします。実際に県内では今年3月末までにカラスの巣が原因とみられる停電がすでに7件発生しました。十日町市内では一昨年に1件起きています。
この問題に対し、送配電事業者の東北電力ネットワーク十日町電力センターでは管内の十日町市と津南町で3月12日からパトロールを強化し、営巣の確認や巣の撤去を進めています。この日は十日町市沖立の電柱の上にできた巣を職員が高所作業車に乗り、絶縁性のある工具を使って慎重に撤去する様子が公開されました。
十日町電力センターによりますと今シーズン、十日町市内だけで4月末までに200個の巣を撤去したということです。撤去作業を含めた強化パトロールは5月末まで続く予定です。
東北電力NW 十日町電力センター配電課 中島義徳 課長
「カラスの子どもがふ化する前に巣を撤去している。ゴミステーションにゴミを捨てるときにきちんと分別してもらえばカラスが運ぶことがなくなると思う。巣を見つけたらコールセンターに連絡してもらえれば、職員が撤去に伺うので情報提供をお願いしたい」
カラスの巣を見つけた場合は東北電力ネットワークコールセンター(0120-175-366)にご連絡ください。
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