2025年05月23日 14:15更新
へぎそばの伝道師を養成します!
全国のそば愛好家でつくるNPO法人「そばネットジャパン」主催のへぎそば文化交流会が17日(土)から2日間に渡り十日町市内で開かれ、日本各地から集まったそば愛好家23人がへぎそば打ちに挑戦しました。
NPO法人そばネットジャパンは全国の約1500人のそば愛好家と55の団体が加盟し、そば打ち検定や交流会などを通してそば文化の継承や普及を行っています。「へぎそば文化交流会」は去年この団体に「越後十日町 小嶋屋」が加入したことをきっかけに、へぎそばの文化や技術などの認知度をさらに広げていこうと、始まったもので十日町市で2回目の開催となりました。
へぎそばは十日町市が発祥といわれ、つなぎに海藻のフノリを使い、ツルツルとしながらコシが強く、のどごしが良いのが特徴で、片木と呼ばれる四角い器に食べやすい大きさに丸めて盛りつけられます。
片木(へぎ)
NPO法人そばネットジャパン 阿部 成男 代表理事
「へぎそばはフノリそのものが海藻からできている。さらに薬味を付けることで健康食の代表でバランスが取れているので全国の人に知ってもらいたい。へぎそばがすばらしいことを、みんなで理解をしあい楽しみながら文化が広がるのが大事」
交流会は2日間に渡って開かれ、このうち「越後十日町 小嶋屋」の製麺工場では、そばネットジャパン認定のそば打ち名人がへぎそば打ちのデモンストレーションを披露したほか、全国から集まったそば愛好家23人もへぎそば打ちに挑戦しました。
フノリは水溶性の食物繊維が多く含まれ、強い粘り気があるためお湯ではなく水だけで生地がまとまりやすい状態になるものの、入れる量によって麵の食感を左右するため、コツをつかむまでが難しいということです。
東京都から
「そばを打っていて、二八そばで小麦粉をつなぎにするといつも食べている味で、へぎで打つとのどごしがよく途中で切れないのでフノリの力はすばらしい」
群馬県から
「へぎそばの食べた食感や、乾燥したフノリを土鍋で煮て混ぜることが初めての経験なので去年から来ている」
越後十日町小嶋屋 小林均 代表取締役社長
「へぎそばは新潟県で有名だが、関東圏では知らない人が多いので、有名なそばどころの1つとして認められて上位に食い込んでいって、へぎそばの知名度が全国レベルになっていくといい」
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