2025年07月16日 17:46更新
防犯の鍵となるのはまさに「KEY」です!
コメの価格高騰や在庫不足の影響で全国的に増えているコメの盗難被害を防ごうと、十日町警察署とJA魚沼の合同で管内の農業者に注意を促す呼びかけが15日(火)、初めて松代・松之山地域で行われました。
十日町署によりますと、コメの価格高騰や在庫不足の影響で去年秋ごろから全国的に生産農家からコメが盗まれる被害が増加していて、十日町市内でもことし3月に兼業農家の男性が倉庫に保管していたコシヒカリの玄米210kgが盗まれる事件が発生しています。また近隣の上越市では去年、大型農機具のトラクターが盗まれる被害も発生しました。
十日町警察署ではこうした被害を未然に防ごうとJA魚沼と合同で、管内で農業を営む個人や法人に直接注意を呼び掛ける広報活動を初めて企画しました。
この日は警察官とJAの職員が松之山と松代地域の50軒を訪れてチラシを配りながら、倉庫の出入り口や窓のカギ掛けのほか、農耕車から離れるときは必ずエンジンキーを抜くなど基本的な対策を呼びかけました。
チラシを受け取った農家
「これまでは気にしていなかったが、最近はコメ泥棒が出たという話は聞いていたので、コメの保管庫にカギをかけたことがなかったが施錠している」
「一年かけてようやく採れたコメを盗られることは考えたこともなかったし、とんでもないこと。今まで盗難について考えたことがなかったので、尚更どのように対策すれば一番いいのかわからない」
十日町警察署 佐藤栄作 地域課長
「無施錠の倉庫から盗まれているので、まずは鍵を掛ける。収穫時期になると毎回農機具を施錠できる場所に保管することは難しいと思うが、田んぼや畑に置きっぱなしにはせず、施錠できる場所に保管してもらい、エンジンキーは持ち歩いてもらいたい」
十日町署では今後毎月第3火曜日に広報活動を行う予定で、コメの収穫がピークとなる10月までに川西や中里地域のほか、津南町を巡るとしています。
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