2025年08月11日 09:00更新
妻有地域の高校生30人がやってみたいことやまちの未来について、地域の人たちと語り合い交流するイベント「探求ジャム」が7日(木)、越後妻有文化ホール段十ろうで開かれました。
このイベントは地元の高校生が地域コミュニティで活躍する人たちと交流することで、自分たちの将来やまちの未来を考えるきっかけにしてほしいと、去年に続いて開かれました。高校生がやってみたいと思う活動やアイデアを持ち寄り、大人と意見を交わして、そこから新しい企画や取り組みを生み出すことを大きな目的としています。
会場では、生徒たちが歌やダンスなどの新たな地域イベントのアイデアを発表したり、カードに書かれた接続詞を使ってテーマに沿って会話や自己紹介をするレクリエーションを行い、訪れたおよそ80人の大人たちと交流しました。
テーマ「高校生が探求をするべき理由」について発表
「今回の交流を通していろんな人から意見をもらい『高校生はなぜ探求するのか』だけじゃなくて、大学生や社会人がもっと探求するにはどうすればいいのか、どうして探求意欲が少なくなるのかを探求したい」
「いろんな人から思った以上に意見やアドバイス、応援をもらって感動したし、うれしかった。(大人になっても)自分で決断することも多いし『なぜ・なんでこんな社会になっているんだろう』と思うことは日常的にあると話を聞いて、自分の生活を振り返ると確かにそうだと思った。探求学習を通して自分の意見をちゃんと話せるようになりたい」
参加者
「ハキハキ発表をしたり聞きたいことを聞ける環境を自分たちで作っていることが、できそうでできないスゴイこと。高校生の取り組む姿勢を見て、自分たちももうちょっと詳しく勉強していくと日々の生活もよくなっていくと思えた」
このイベントに参加した高校生30人は「ゆきぐに探求委員会」に所属している生徒です。委員会は十日町高校、十日町総合高校、松代高校、津南中等教育学校の4校に去年新設された放課後の活動で、生徒が地域課題や興味のあるテーマを自ら調べ、解決や実現を目指す「探究活動」に取り組んでいます。
新潟県地域おこし協力隊 探求・キャリア教育コーディネーター 松井千枝さん
「ゆきぐに探究委員会で学校の外に出ることで高校生が地域の面白い人と出会って、この地域で学ぶ良さや都会にはない地域の魅力をわかって自分の可能性や地域の可能性に気付けるといい」
なお「ゆきぐに探求委員会」では来年の3月に学習成果発表会を開く予定です。
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