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東小の学校図書館を使いやすくリニューアル! 地域も協力して別棟へ引っ越し

2025年08月22日 14:16更新

子どもたちが身近に感じてくれる学校図書館を運営しようと、十日町市立東小学校ではこの夏、別の校舎にある図書館を児童が過ごす教室棟まで引っ越しするリニューアルを行っています。夏休みの終盤にあたり、教職員によって作業の大詰めとなる1万冊の図書の引っ越しが21日(火)に行われました。

以前の学校図書館

東小学校の学校図書館はこれまで児童の教室がある教室棟とは別の校舎にあり、1年生が図書館を利用するには長い渡り廊下を通って別棟に向かい、階段を1階から3階まで上らなければならないほど離れた場所にありました。また施設の老朽化により、図書館の冷房の効きが悪いこともあり、昼休みに利用する児童は1人や2人しかいない日が度々ありました。

1年生担任
「今までの図書館は反対側の校舎の3階にあり、そこまの移動に時間が掛かっていた。図書館まで遠いので子どもたちには不便だと思っていた。図書館に遠ざかってしまう一因だったかもしれない」

こうした状況を受けて、学校運営協議会が児童が利用しやすい図書館の環境づくりを学校側に提案し、大胆に移設するリニューアルが決まりました。新しい図書館に割り当てられたのは使われていなかった教室棟の2階にある普通教室で、広さはこれまでの半分程度になりました。そこで十日町情報館の職員や地域ボランティアが協力し、7月から4回の作業をかけて、約2万冊あった蔵書の選別作業を行い、これまでの半分の1万冊にまで減らしました。

さらに児童が伸び伸びと過ごせるよう、やわらかいカーペットを床に敷き、入り口で靴を脱いで利用する形を取り入れました。2学期の始業前のこの日は教職員13人が集まり、3時間以上かけてカーペットを敷く作業や選別の終わった本が入った段ボール約60箱を新しい図書館まで運ぶ作業に汗を流しました。

図書館担当 大桃光希教諭
「子どもたちの身近にある図書館というイメージして作った。子どもたちが休み時間や空いた時間に好きにやってきて、寝転がったり友だちとおしゃべりしながら本に親しむような、温かい雰囲気の図書館になるといい」

図書は児童が見つけやすいように学年向けやジャンル別にまとめられ、無事に本棚に収められました。新しい図書館には今後ローテーブルも用意され、床に座ったり寝転びながら読書ができるようになります。2学期が始まれば、図書委員会がジャンル別のラベル貼りなど本棚の整理を行うほか、秋にはリニューアル記念の読書イベントも行われる予定です。

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