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釜川4集落の地域おこし協力隊 服部秀祐さんが退任報告 市内定住へ

2025年08月25日 15:50更新

十日町市地域おこし協力隊として、中里地域釜川の4集落を担当していた服部秀祐さんが退任することになり、報告会が25日(月)に十日町市役所で開かれました。服部さんは今後も十日町市に定住します。

十日町市地域おこし協力隊を退任するのは、中里地域の重地、下山、清田山、田代の4地区を担当してきた服部秀祐さん29歳です。服部さんは、地方での暮らしに興味を持ち服部さんの父親の出身地、十日町市で暮らしてみたいと3年前に東京都日野市から移住してきました。

協力隊の仕事では、地元の農産物に「つまり釜川」と付けてふるさと納税の返礼品に加えるなど、ブランド化に取り組んできました。また芸術祭やゴールデンウイークなどに清津峡を訪れる人をターゲットに、新たに「釜川マルシェ」を企画し、「つまり釜川」ブランドを販売するなど、地元の農産物の売り上げや知名度の向上に尽くしてきました。

服部さんは退任後も重地に住み、中里地域でコシヒカリの生産や販売などを行う株式会社プラウで勤めながら、引き続き釜川の4集落を盛り上げるため、マルシェの開催や市外での物産展に参加していく予定です。また今年度からは重地地区に住む30代の若手3人でチーム「十田心」を結成し、地元の農家から譲り受けた田んぼなど、約3haで自ら米作りに励んでいます。服部秀祐さん
「地域のいろんな人と関わって、一緒にやりたいことなど意見を出しあったり、交流することが活動のモチベーションになったし、集落の人の意見からマルシェやふるさと納税などの取り組みが生まれて、楽しく活動できた。中山間の集落は現在住んでいる人たちの年齢などを考えると非常に厳しい状況。市外での活動の中で、集落へ興味を持った人に協力隊制度の活用などを伝え、5年を目標に各集落へ2から3人定住者を増やしたい。それだけでもかなり改善できる」

なお、市によりますと、これまで協力隊を退任した90人のうち66人が市内に定住していて、定住率は73.3%となりました。

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