2025年09月01日 12:51更新
松代地域の田之倉集落で地元の民話「三九郎狐」にちなんで、キツネの格好をしながら集落を巡るファンランイベント、「キツネ田野倉ン」が30日(土)に開かれました。
キツネ田野倉ンは人にいたずらを仕掛け同じ所をグルグル回らせるという地元の民話「三九郎狐」にちなんで、キツネの仮装をして集落を巡るファンランイベントです。コースも田野倉を周回する3㎞と短めの1㎞があり、走った順位のほか、仮装の出来栄えも表彰されます。
今年は市内外から33人が参加し、それぞれのコースを走ったり歩いたりしながら、棚田や根曲杉が広がる原風景を楽しみました。
1位の高校生
「3年ぶりに優勝できてうれしい。田野倉の住民なのもあるけど、楽しいから毎年参加している。親が住みたいと言って田野倉に引っ越してきたけど、とてもいい所で、人が温かいしみんな優しくしてくれるので感謝しかない」
仮装賞・東京都から
「もう4回目の参加だけど、集落を活性化させようという試みに心を動かされて参加している。周りの人が笑顔になれるのはとてもおもしろいので、自分も仮装している。みんなもふだんと違う形になってお祭りとして盛り上がって、笑顔が絶えないのですごくいい」
地元から
「毎年出ているけど、こうやって学生が来て集落をにぎやかにしてくれるからうれしい。集落も活気が生まれるからありがたいし、何より楽しい」
キツネ田野倉ンは大地の芸術祭のイベントとして、約20年にわたって作品作りを通して田野倉集落を元気にしようと活動している名古屋工業大学の、石松丈佳教授と環境に根差したデザインを学ぶ石松研究室の学生たちが、地域と共同で企画しているもので今回で9回目を迎えました。
石松研究室キツネ田野倉ンプロジェクトリーダー 中野葵さん
「みんなで協力できたからこそイベントをできたので、仲間たちに感謝しているし、集落の人に支えられて開催できたとすごく感した。集落の人たちが優しいし温かい。ここが実家じゃ無いけど実家に帰ってきたと感じられる」
名古屋工業大学 石松丈佳 教授
「自分が環境や景観の魅力をデザインで伝えるのが専門なので、デザインを役立てられることでキツネの仮装やTシャツのデザインをし、回遊できるコースが非常に景観がいいので、楽しめるポイントも回れるランニングイベントが良いと考えて企画した。これからも活動を続けて、外部の人が集落に訪れれば移住者も増えるかもしれない。そうゆう可能性をもっと探っていきたい」
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