2026年01月21日 17:19更新
日本と海外の市民同士の交流を進めている団体を表彰する「国際交流基金地球市民賞」に新潟県では27年ぶり3団体目として十日町市のNPO法人里山協働機構が選ばれました。受賞理由に大地の芸術祭の取り組みのひとつ、多様な外国人を巻き込んだ「大地の運動会」が高く評価されました。
「地球市民賞」は国際文化交流を担う政府機関の国際交流基金が日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深めている団体を顕彰する制度で、1985年からこれまでに124団体が表彰されています。
今回受賞したのは大地の芸術祭の企画運営を担うNPO法人 里山協働機構です。新潟県では27年ぶり3団体目、十日町市では1998年のミティラー美術館に続き、2団体目の受賞となりました。20日(火)は十日町市役所で受賞決定記者発表会が開かれました。
里山協働機構は2008年に設立され、十日町市と津南町で国内や海外のアーティストを招いた作品づくりを通して、地域とアートを結びつけた文化活動を展開してきました。こうした活動の中で今回の受賞の大きな理由となったのが「大地の運動会」です。
日本の伝統行事「運動会」を通して、言語や世代、性別を越えて楽しく交流する総合芸術のイベントとして2023年から毎年開かれています。去年は「綱引き」や「玉入れ」などの定番の種目に25か国から約450人が参加しました。
大地の運動会2025
国際交流基金では「日本独自の運動会を再解釈し、多様な人々が身体を通して交流する場をつくり出している」と評価しています。
国際交流基金ブランド推進部 飯澤展明 部長
「まだ受賞されていなかったのかと思ったのが率直なところ。作品を見に行く過程で、里山の田んぼなどを見られてようやく歩いて行って作品を見つける。その過程が楽しかった。運動会は私たちにとってはすごく日常的な物で『何でこれが新しいんだろう』と最初は思ったが、外国人や障害のある人も参加していたり、運動会はほかの国にはあまり無く、それ自体が日本の誇る文化。大地の運動会が世界に誇る日本の文化として広めていく、いいモデルになると感じている。今までも非常にすばらしい活動をしているので、さらに活動を日本のみならず世界に広げていってもらいたい」
里山協働機構 北川フラム 理事長
「大地の芸術祭は実行委員会、十日町市、津南町を含めてやっているので、里山協同機構でもらっていいのかというのが最初1番の心配だった。この大地の運動会も、大地の芸術祭の中からでてきたもの。こうゆう形で賞をもらえたのは2つの行政区に感謝しつつうれしく思っている。いつも芸術祭が終わったあとに思うのが『もっと子どもたちに見てもらいたかった』。体験してもらった人は本当に変わるので、できるだけいろいろな人に参加してもらいたい。そのためにやれることはやっていきたい」
なお、里山協働機構では副賞の賞金200万円を次回の大地の運動会で世界の子どもたちを招待する渡航費用に充てるとしています。
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