2026年06月11日 10:22更新
北越急行が鉄道むすめのキャラクター「松代うさぎ」のラッピング列車を制作するために、去年11月からことし2月の間に行ったクラウドファンディングで集めた415万円余りがサイト運営者から未払いとなっていることが分かりました。
これは10日(水)に開かれた北越急行の昨年度の決算報告で明らかになりました。北越急行では株式会社トミーテックが展開する全国の鉄道事業者の制服を着たキャラクター「鉄道むすめ」の「松代うさぎ」の新規イラストとラッピング列車の制作をしようと、去年11月23日からことし2月27日までクラウドファンディングフォームの「うぶごえ」を使って費用を募りました。
期間中に延べ119人から560万円あまりの支援がありましたが、このうち、うぶごえのサイトで受け付けた415万1670円が入金されないままになっているということです。
サイトを運営するうぶごえ株式会社についてはほかの未払い事案も全国で見られていて、北越急行では資金回収の目途が見込めないとして、未入金の半額に当たる207万5835円を貸倒引当金として昨年度の決算に計上しました。
北越急行 猿山 彰 代表取締役社長
「一般的な感覚で言うと裏切られた感じ。今までのやりとりを見る限りでは、(うぶごえが)出せそうにない雰囲気を受けたので、この時点では一旦は半額にしておいて、このあとも支払われないのであれば令和8年度の決算で全額分処理する。今、弁護士にいろいろ相談させてもらっている。黙って泣き寝入りつもりはなく、なんらかの法的な措置はとっていきたいと考えている。クラウドファンディング自体は中期計画の中で今後も積極的に使おうと思っている。クラウドファンディング自体は否定するつもりでもないし、使えるものは活用していきたい」
また、ほくほく線の昨年度の年間輸送人員は83万9000人で前年度の94%に留まりました。これに伴い、運輸収入は前年度より2231万円マイナスの2億9942万円と3億円を割り込みました。一方、固定費のスリム化や好調なグッズ販売、県からの支援金などを背景に、当期純損失は前年度より2億円余り回復して約6億円となりました。
北越急行 猿山 彰 代表取締役社長
「今年度末の3月22日が開業30周年になる。30年の感謝を含めた中で、お客様と地元に還していくこと。当社の利用につなげるようなことは、これから半期かけて考えた上で、周年事業は来年度に入るかもしれないがやっていきたい」
しかしながら北陸新幹線開業前まで運行していた特急はくたかの収入をもとにした内部留保金は、昨年度末時点で71億円ほどとなり、今後も毎年7億円ほど減っていくと北越急行ではみています。県では今年度、北越急行の経営改善検討調査を第三者機関に委託していて、来年2月ごろをめどに結果が出る見込みです。北越急行ではそれをもとに、今後の営業形態のあり方を判断したいとしています。
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