2026年09月07日 17:13更新
十日町市の無形民俗文化財に指定されて今年で50周年を迎えた、300年以上続く郷土芸能「赤倉神楽」が5日(土)、赤倉集落の鎮守 十二社に奉納上演されました。
赤倉神楽は十二社の祭礼で豊作や無病息災を願って300年以上にわたって受け継がれてきた郷土芸能です。
ルーツを示す文献は残っていませんが、江戸時代に街道を行き交った商人や集落の人たちが旅先で見聞きした芸能を持ち帰り、地元に取り入れたのが始まりとされています。1976年には十日町市の無形民俗文化財第1号に指定され、ことし50年目の節目を迎えました。
太々神楽
神楽を演じたのは地元住民や集落出身者でつくる保存会の11人です。境内の客席には市内外から約60人が集まり、伝統の舞を堪能しました。
舞台は清めの獅子舞「太々神楽」から始まり、素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した話を基にした迫力のある「剣の舞」。
岩戸舞
八百万の神々が高天原に集まる物語を獅子舞で表現する「岩戸舞」。
面神楽
猿田彦命を名乗る大天狗と獅子が登場する「面神楽」の4つの神話にちなんだストーリーを中心に、手踊りや狂言など余興芸が盛り込まれた合計10の演目が2時間以上に渡って披露されました。
観客 市内から
「ちらっと見たことはあったけど、しっかり見たのは初めてだった。どれもよかったけど、特に獅子舞が本当に生きているみたいで格好よかった」
「特に天狗は迫力があってよかった。これからもどんどん人はいなくなっていくけど、この地域の誇りなので、これからも続いていってほしい」
赤倉神楽 天狗役
「天狗役をやり始めて5年くらい。幣束が散ったときはお客様の歓声や声が聞こえてうれしい。幼いころから演じるより先に見てた憧れがある。手踊りのような柔らかい踊りから天狗のように格好いい踊りまでいろいろな踊りがあるので、今日来ていた小さいお子さんたちにも興味を持ってもらって、一緒に赤倉神楽をやってほしい」
赤倉神楽保存会 庭野重夫 会長
「お客さんの声援にやっている方も元気がでるのでありがたい。小さいころから見たり習ったりしていて、これが無いとこの祭りもできない。赤倉神楽はこの集落の団結力になっている。小学校も無くなって、これから若い世代にどうやって継承していくかは課題で、探っているところだけど、長くやっていれば好きに思って入ってきてくれる人もいるかもしれない。継続は力なりじゃないけど、できるだけ続けていきたい」
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