2024年08月13日 17:00更新
十日町市で活動する東一輪車クラブの小学4年生小杉愛夏さんが、7月に千葉県船橋市で開かれた一輪車競技大会で100mと400mの種目で個人2冠を達成しました。クラブでは10月に行われる全日本大会に向けて、プロ選手を講師に招いてさらに技術を磨いています。
東一輪車クラブでは、幼児から中学生まで約20人のメンバーがトラックレースやマラソン、演技種目など様々な一輪車競技に取り組んでいます。このうちトラックレースでは、今年6月に開かれた千葉県一輪車競技大会で小学6年生の小杉莉央さんが車輪20インチの100m種目で優勝。また7月に開かれた船橋市一輪車競技大会では莉央さんの妹で小学4年生の小杉愛夏さんが車輪20インチの100mと400m種目で個人2冠を達成しました。
メンバーが全国の大会で勝利するようになった躍進の背景には、去年の5月からトラック種目で全日本チャンピオンの経歴を持ち、埼玉県で活動するプロ選手の後藤槙壱さんを講師に招いて、競技に特化した技術を磨いてきたことにあります。10日(土)は10月に行われる全日本大会に向けて、後藤さんと共に国内外で活躍するプロ選手3人が東一輪車クラブの練習会で十日町市陸上競技場に訪れ、メンバー11人を指導しました。
タイヤ乗り
東一輪車クラブのメンバーはペダルを踏まずに車輪を足で転がして走る難易度が高い「タイヤ乗り種目」を苦手としていましたが、練習ではこの種目の日本記録を持つ坂齋綾介さんからサドルを高くするアドバイスを受けて、メンバーは手応えを感じていました。
6年生小杉莉央さん
「指導がすごく分かりやすかったし、実践すると少しタイムがよくなった。プロの講師がいない普段の練習から頑張って、教えてもらったことを意識してやりたい。(全日本大会では)100mで優勝することと、タイヤ乗りで入賞したい。越されても諦めずに、最後まで前の人を追いかけて越せるように頑張りたい」
4年生小杉愛夏さん
「全日本大会は6種目あって、全部で優勝したい。教えてもらったことができていないと全然うまくいかないので、教えてもらったことを意識して考えてこれから練習していきたい」
さいたまユニサイクルクラブ 片足50メートル種目日本記録保持者 後藤槙壱さん
「最初は目線や手が下がっていると声かけしていたが、最終的には言わなくてもやっていた。グンと成長してくれてうれしかった。今日は本番を想定とした練習をしたが、それをさらに精度を高めて本番だと思って練習してほしい。(全日本大会では)一緒に1位のメダルの写真を撮りたい。一輪車がオリンピック競技になってほしい。僕らがやっているようなレースや演技をいろいろな人に見てもらって、こういうスポーツを知ってもらいたい」
東一輪車クラブが出場する全日本一輪車競技大会のトラックレース部門は10月5日(土)に静岡県の愛鷹広域公園多目的競技場で行われます。なお、今回の練習会の様子は8月25日から放送のJCVの番組「めごステップ」で詳しく紹介します。
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