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十日町道路建設に向け用地買収がスタート 地元協議会と合意書に調印

2024年09月05日 13:43更新

上越魚沼地域振興快速道路のうち、十日町市内を通る「十日町道路」の建設に向けた用地買収が始まり、地権者の地元を代表して水沢地区インター推進協議会と建設事業者の長岡国道事務所が3日(火)、伊達公会堂で合意書を取り交わしました。

十日町道路は上越市と南魚沼市を結ぶ総延長60㎞の高規格道路「上沼道」のうち、十日町市の北鐙坂から八箇ICまで結ぶ10.8㎞の区間です。

平成31年度に事業化され、去年1月から建設計画の地元説明会が始まったほか、6月からは測量や建設予定ルートに目印となる杭を打ち込む作業が行われ、今年3月からは用地交渉が水沢地区で始まりました。

現在、水沢地区では10人余りの地権者と交渉が進められていて、その用地面積は約1万5000㎡に及びます。

調印式は補償金などの交渉がまとまり、契約行為に移る始まりを告げる式として開かれ、地権者や地元住民が出席する中、関口芳史市長も立ち合いました。

式では地元を代表して水沢地区インター推進協議会の川田一幸会長と、建設事業者で国土交通省北陸地方整備局、長岡国道事務所の田村秀誠所長が用地買収を進める合意書に調印しました。

水沢地区インター推進協議会 川田一幸会長
「地域から深い理解をもらっている。頭が下がる思いでいっぱい。平成26年に発足し、ようやくこのような良い日を迎えることできたなという実感が沸いているが、これが始まり。これからも協議会として一層の推進をしていきたいと思う。この地域に高速で走る道路の供用を少しでも早くできることを目指し、みなさんから尽力いただきたい」

また田村所長は「皆さまに提供いただく貴重な土地を、今後は十日町道路として一日も早くお返しできるよう、地域と対話を続けながら頑張っていきます」と述べました。

関口市長
「地権者の理解や協力があってこそ、十日町道路の新たな一歩が進むことができた。今後も早期整備に向けて進めてもらい、市としても十日町インターの周辺整備や市道高山水沢線の整備に取り組んでいく」

なお市では十日町道路の建設にあわせて、(仮称)十日町ICの周辺に3万7000平方メートルと市内で一番広い道の駅を整備する方針です。また長岡国道事務所によりますと十日町道路の用地交渉は現在、建設予定ルート上の信濃川右岸から水沢地域一帯と六箇地区の一部で行われていて、そのほかの場所についてはこれから順次、交渉に入るということです。

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