2024年10月09日 15:24更新
スイカを抱えるパンダが描かれていた松之山布川地区東山にある棚田で田んぼアートの稲刈りが6日(日)に行われ、市内外から集まった25人が秋の恵みを味わいました。
この田んぼアートは、東京都にあるごはん専門店「おひつ膳田んぼ」のオーナー、岡野真吾さんが毎年地元松之山の農家と協力して手がけているものです。今年で取り組みが10年目を迎えたことを記念して、田んぼアートに関わる全国の人たちが一堂に集まるイベント「全国田んぼアート博」が初めて市内で開かれ、夏はこの棚田が視察会場にもなりました。
今年は約10aの水田にスイカを抱えるパンダがデザインされ、そのまわりには「松之山」の文字や10年目の「10」と書かれたおにぎり、さらに全国の田んぼアート開催地共通でメジャーリーガーの大谷翔平選手にちなんだ野球ボールも描かれました。
この日は「おひつ膳田んぼ」の従業員や地元の人たちなど25人が稲刈りに参加しました。田んぼアートはデザインにあわせて6色の稲が植えられていて、参加者は品種ごとに稲を刈っていきました。
参加者
「苗から植えて大きくなったイネを刈れるのはうれしい。うまく育って良かった」
「楽しいけど暑い。収穫を感じられて楽しい」
「いい汗かいている。自分たちで植えたところを刈れているのでこの後のおにぎりが楽しみ」
稲刈りのあとの昼食では、ぬか釜で炊いた新米の魚沼産コシヒカリと地元の人が作った手料理がふるまわれ、参加者は秋の恵みを堪能していました。
おひつ膳田んぼ 岡野真吾 代表取締役
「この棚田アートは、自然の落差を使って、自然の景観のままで見られる。それが皆さんの地元にあるので是非見に来てほしい。見に来た人以上にやっている人が楽しい。地域の人が面倒も増えるがやっぱり楽しいと10年たって言ってくれている。是非ほかの皆さんにもやってもらいたい」
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