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今季県内初 十日町市内の70代女性 毒キノコを食べ食中毒 

2024年11月18日 11:43更新

十日町市内に住む70代女性が誤って毒キノコを食べ、食中毒の症状で入院していたことがわかりました。県内で毒キノコによる食中毒が起きたのは今季初めてで、県では注意を呼びかけています。

 ドクササコ(写真提供:新潟県)

十日町保健所によりますと、食中毒の症状で入院したのは、十日町市在住の70代の女性です。11月11日に十日町市内で「ナラタケ」と思い採取したキノコを自宅に持ち帰り、11日から13日にかけて吸い物に調理して1人で食べたところ、14日の午前6時ころから手足の指先のしびれ、痛みなどの症状が出て、15日に医療機関を受診し入院したことが分かりました。

医師がドクササコの写真を見せて確認したところ、食べたキノコが写真と一致すると申し出があったことと、患者の症状がドクササコによる中毒と一致することなどから、ドクササコによる食中毒と断定されました。県内でキノコによる食中毒が確認されたのはこの秋初めてです。

 ドクササコ(写真提供:新潟県)

【ドクササコの特徴】
傘は径5~10cm、傘は橙褐色~黄褐色で中央部がくぼんでいる。傘のふちが内側へ巻く。
・初め中央のくぼんだ「まんじゅう形」から、後に開いて「じょうご形」となる。
・表面は平滑。ひだは傘より薄い色で密。柄は繊維質で中空で縦に裂けやすい。
・広葉樹林や竹やぶの地上に発生する。
・カヤタケ・ナラタケ・ホテイシメジ・アカハツ・チチタケと間違えて食中毒になることが多い。
・誤食すると食後6時間~1週間ほど経過してから、手足の先が赤く腫れ、激痛が伴い、症状が1か月以上続く。

保健所では、種類の判定ができないキノコは「採らない」「食べない」「人にあげない」。 確実に鑑定できる専門知識のある人に鑑定してもらう、または保健所に相談するよう呼び掛けています。

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