2025年03月10日 14:17更新
ことしの冬将軍は手強かった!
松代地域で春の訪れを呼び込む恒例イベント「越後まつだい冬の陣」が8日(土)から2日間にわたって開かれました。メインイベントの「のっとれ!松代城」には全国から集まった232人がゴール一番乗りを目指して、全長3.6㎞の山道を駆け上がりました。
「越後まつだい冬の陣」は冬将軍に支配された松代城を取り戻し、地元に春を呼び込もうと願いをこめた恒例イベントで今回で35回目となります。
メインイベントとなる雪中鉄人レース「のっとれ!松代城」には15歳から90歳まで、全国から232人がエントリーしました。今年は積雪が多く、松代城までの山道に雪崩の危険があるため、ゴールが城のふもとにある見張櫓に変更され、コースは高低差約120m、全長3.6㎞となりました。
おなじみの障害物は豊富な雪でどれも去年より規模が大きくなり難易度が増したほか、ゴール終盤にも新たに難所が設けられ、挑戦者たちを苦しめました。
参加者
「楽しいですね!雪国ならではの雪を味方にするような、こういう祭りは都会にないのですばらしい」
「なめてました。本当にヤバい、3回くらい転んだ。あと登りが多すぎる。来年はちょっとやめときます・・・」
「雪が多いし滑る。これだけ雪が多いと逆に楽しい」
「今回で3回目、毎年楽しい。過酷なレースだと忘れちゃう。来年も出ます!!」
今年優勝を果たしたのは松之山地域出身の東洋大学4年生、福原健太さんです。クロスカントリースキーで鍛えた足腰で先頭集団を抜け出し、初出場で一番乗りとなりました。
1番乗り 福原健太さん
「登りしかなくて、ずっと登っているのがキツかった。大学生最後の思い出で出場した。ランニングが得意で、優勝は狙ってなく入賞できればと思っていたのでビックリ。松代城取ったぞ!!」
レースのあとは青空が広がったメイン会場に福原さんが凱旋し、城主の証である軍配と賞品のコシヒカリ一石を受け取りました。
第35代松代城主 福原健太さん
「知らない人ばかりだが温かく迎えてくれて嬉しかった。自分の家でもお米を作っているので、賞品をどうするか家族と相談する。どんどん人が少なくなっている中で、楽しい行事があると元気になる。僕も来年以降も参加したい」
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