2025年06月06日 16:50更新
♪~5月の節句に しょうぶぎりが はやったはやった~♪
ショウブとヨモギをワラで包んだ棒を地面に勢いよくたたきつけて無病息災や豊作を願う厄よけの年中行事、「しょうぶぎり」が5日(木)に中条地域の大井田地区で行われ、地域の子どもたち約50人が参加しました。
しょうぶぎりは畑仕事が始まるこの時期に、唄を歌いながらショウブとヨモギをワラで包んだ棒で地面をたたいて無病息災や豊作を願う厄よけの年中行事です。ショウブには魔よけの効果があると言い伝えられているほか、ヨモギは虫よけにも使われる強い香りが特徴で、大きな音を鳴らすことで、害虫や害鳥、モグラなどを追い払うという意味が込められています。
大井田地域ではこの行事と唄を次の世代につないでいこうと、15年ほど前から地域の子どもたちの参加を募って、しょうぶぎりを行っています。この日は保存会が用意した長さ90㎝ほどの棒80本を、地域の子どもたち約50人が手に持ち、唄に合わせて地面に勢いよくたたきつけました。
6年生
「みんなでたたいたことが楽しかった。ゲームのしすぎなど(邪気が払えた)」
3年生
「腕が疲れた。大きい音が出てすごいと思った」
4年生
「ペシンと大きい音が鳴ったときが楽しかった。兄妹のストレスが晴らせた」
大井田民謡保存会 山田信男 会長
「いつになく、今年は大勢の人が来てくれて一生懸命たたいてもらった。わらで作っているので、子どもたちが一生懸命たたいて壊れるのが喜びや楽しみ。今やっていることを将来もずっと続けていけるといい。私たちは年なので限界が来ているが、まだ若い人もいるので跡を継いでやってもらいたい」
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