2025年06月07日 09:00更新
十日町の主要産業の織物業の発展を祈る祭礼「六郎いん」が6日(金)、十日町総鎮守諏訪神社の境内にある黒姫神社で執り行われました。
諏訪神社境内にある黒姫神社は別名「機神社」と呼ばれ機織の神様が祀られていています。織物業界から厚い信仰があります。古くから十日町地域では6月6日を「六郎いん」と呼び、機織りだけでなく田畑の農作業も休みにして参拝に訪れ、機屋や織り子たちが技術の向上を願った風習が根付いています。
この日は十日町織物工業協同組合の関係者や関口市長など、20人ほどが黒姫神社の拝殿に集まって神事が執り行われました。
諏訪神社 佐伯也寸子 宮司
「祭りを一年一年積み重ねていることができるのはありがたい。そうやって積み重ねることで文化や精神がつながっていく。今年は戦後80年、大変な年に先人たちが日本の大切なことをつなげてきた。私たちはそれをつなげていくことを手放してはいけないと思うし、この先も頑張っていかないといけない」
十日町織物工業協同組合 水落邦夫 理事長
「伝統のある祭りで感慨深いものがある。業界の発展のために個々のメーカーも頑張っているので組合としても応援していきたい」
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