2025年06月26日 15:08更新
災害への意識を高めてもらおうと起震車や火災の煙を体験する防災プログラムが25日(水)に十日町市立十日町中学校で行われ、全校生徒が消火器の使い方や担架がないときのケガ人の運び方などを学びました。
この催しは2004年に起きた中越地震をきっかけに、災害の怖さを知り、防災への意識を高めてもらおうと、十日町青年会議所など市内3つの団体でつくる「越後妻有防災ネットワーク」が11年前から毎年開いています。
今回の会場は十日町中学校で、全校生徒166人が参加しました。生徒たちは消火器の使い方や担架が無い場合に毛布を代用してけが人を運ぶ方法などを実践しながら学んだほか、火災を再現した煙の中を歩いたり、震度7の地震を再現した起震車に乗って災害の怖さを体験しました。
起震車
2年生
「煙の体験が周りが見えなくて息を吸うと咳込むし、大変だった。第1に自分の命を先に考えて自助、共助、公助を意識して行動していきたい」
3年生
「ハザードマップなどを親と確認して日々備えることが大事だと思った。日本は災害が多くて、災害をなくすことは出来ないと思うので、向き合いながら日々備えて確認できるといい」
また生徒たちは過去にこの地域で起きた災害の記録を映像や写真で振り返ったほか、防災グッズや非常食などの日頃の備えについても学んでいました。
(一社)十日町青年会議所 社会開発委員会 羽鳥和樹 委員長
「ふだんの避難訓練では出来ない体験を通じてリアルに被災したときの状況を感じ取れると思う。今回の防災プログラムのような活動を通さないと啓発は難しいと思うので、今後も活動を継続して行っていくことが1番だと思う」
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