2025年10月06日 14:28更新
絆をつなぐ「浪漫」がそこにある…
1周2.13㎞のコースをチームで24時間走り続ける耐久リレー「ロ・マン24㏌まつだい」が4日(土)から開かれ、19チーム約200人のランナーたちがタスキをつなぎました。
「ロ・マン24」は松代クロスカントリーコースをオフシーズンに活用しようと、フランスの自転車耐久レース「ル・マン」から着想を得たもので、地元の有志が毎年開いています。
コースは1周2.13㎞、1チーム10人で24時間タスキをつなぎ続け、周回数を競います。
35回目となった今回は、周回記録を競わないオープン参加を含めて県内外から19チーム、198人が参加しました。
ロ・マン24 実行委員会 品田靖 会長
「準備したり裏方をやりながら『どこがいいんだろう?』って思うほど、よくみんな参加してくれるなと思う。ここでそんなに頑張らなくてもというチームや、仮装して走ってくれる楽しい人もいるので、ぜひ参加してほしい」
スタートから12時間後の深夜。トップは今年10連覇をかける柏崎市の「激走会」で、周回数はこの時点で80周を越えました。続いて地元松代のメンバーを中心に去年結成された「魚沼ランナーズ」が10周ほど遅れながら後を追いかけます。ランナーたちは仮眠や食事を交代で取りながら残り12時間のレースに備えます。
チームうおぬまきかん
「全然眠くないです。まだ走れます、まだ大丈夫!エナジードリンクのおかげ。みんなでカードゲームをして楽しみたい」
魚沼ランナーズ
「汗かいたのでシャワーを浴びて、さっぱりしたのでこれから頑張りたい。これから夜中で応援も少なく、つらい時間帯。笑顔を絶やさず走って、夜が明けたらたらなんとかいけると思う。足も万全になったので、これから盛り返したいと思う」
そしてゴールまであと1時間。ランナーたちは最後の力を振り絞りました。
骨髄バンク&マルクス
「これをもってチームの最終回。走って飲んで寝てを繰り返して、楽しかった。25年くらい出場していてこれで終わるのは残念だけど、もう年だから走れない」
富士通フロンテック(株)
「30年以上出場していたが、チームが解散なのできょうが最後。私はこれが松代ラストラン。最後の1周をかみしめて歩いている。やり遂げたし最高、スタッフもみんな最高。本当はもっとやりたかったけどこれが最後」
レースの結果、1位になったのは今年も「激走会」です。過去最高記録の167周355㎞を走り切り、大台となる10連覇を成し遂げました。
10連覇 激走会 谷口勝哉さん
「10連覇もそうだが、過去の記録を超えて167周できて、みんなで最後までケガなく走りきれてうれしい。たかが2周の記録更新だが、その2周が今まで難しくてつらかった」
地元勢の「魚沼ランナーズ」は137周、291㎞を走り、去年に続いて2位となりました。
2位 魚沼ランナーズ 布施昌彦さん
「地元のプライドを守れた。地元が元気に活躍する姿を見てもらって、十日町市民の元気を自分たちが発信したい。24時間走りきる、タスキをつなぎきるというのがみんなの団結力を高める」
なお、上位チームは以下の通りです。
1位 激走会(柏崎市) 167周355㎞
2位 魚沼ランナーズ(十日町市) 137周291㎞
3位 片貝飛脚会(小千谷市) 131周279㎞
4位 激走会Part2(柏崎市) 128周272㎞
5位 河村ランニングクラブ(新潟市) 125周266㎞
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