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実践女子大学の田野倉空き家再生プロジェクトを支援 GCFで寄付を呼びかけ

2025年12月24日 17:10更新

私立実践女子大学の生徒が松代地域の田野倉集落の住民と協力して古民家をリノベーションし、地域外の人が観光や農業で訪れる時の拠点づくりに取り組んでいます。この空き家再生プロジェクトを支援するため、十日町市はふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)を実施し、22日(月)から寄付を呼び掛けています。

実践女子大学と十日町市は今年度、総務省の支援制度「ふるさとミライカレッジ実証事業」に選ばれ、地方への移住者や関係人口を増やすための地域活性化プロジェクトに取り組んでいます。

このうち、一色ヒロタカ准教授のゼミ生たちは松代地域の田野倉集落に通い、空き家を改修して農村の暮らしを学び・体験できる拠点づくりを進めています。建物の改修は12月22日現在で約7割が終わり、来月中には完了する見込みとなっています。

十日町市 企画政策課 酒井潤 係長
「空き家の再生が終われば、学生が滞在してフィールドワークを行ったり、田之倉集落の魅力を発信する拠点にもなるのでとても期待している。学生の中でも田野倉集落での活動や集落のあり方、農的暮らしにどんどんひかれていって、もしかしたら移住するのではないかという話も一色准教授から聞いている。学校を卒業したあとも関係人口として関わってもらえたり、移住につながることを目指していきたい」

一方で、改修にかかる費用には総務省からの助成金を充てていましたが、古民家の劣化が当初の見込みよりも進んでいたことやボイラーやエアコンの整備に助成金が使えないことがわかり、追加の資金が必要となりました。

そこで市は支援策として、ふるさと納税を活用するGCFを始めました。寄付の受付はポータルサイト「ふるさとチョイス」ですでに始まっていて、期間は2月28日までです。目標金額は430万円でボイラー、エアコンのほか、拠点の滞在環境をよくするため冷蔵庫や洗濯機、寝具、Wi-Fiなど、生活必需品の購入に活用されます。詳しくは「ふるさとチョイス」でご確認ください。

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