2026年04月22日 17:21更新
松之山診療所に併設されていた調剤薬局が地域から撤退したことを受けて、十日町市が「薬の配達サービス」を22日(水)から新たに始めました。交通手段の確保が難しい利用者は、診療所に置かれたタブレット端末を通して薬剤師から服薬指導を受ければ、薬が自宅に届くようになります。
薬の配達サービスは、松之山診療所に併設されていた民間の調剤薬局が4月21日に地域から撤退し、地元で薬を受け取る場所がなくなったことを受けて、十日町市が始めたものです。松之山診療所のすべての利用者が対象ではなく、交通手段がなく薬の受け取りが難しい患者に向けたサービスで、市と協力関係を結んだ市内2か所の調剤薬局から薬が宅急便で自宅に届けられ、配送料金は市が負担します。
松之山診療所で医師の診察を受けた患者は、診療所内に設けられた「服薬指導室」で調剤薬局とオンラインでつながったタブレット端末を通して薬剤師から服薬指導を受けます。服薬指導のあと最短で翌日、希望の時間に薬が自宅に届きます。

オンライン服薬指導を体験(50代)
「オンラインで緊張していたが、簡単に薬局と通信できて安心した。耳が遠い人は、音声が聞こえづらいかもしれない。お年寄りにも簡単にできそうなものだったので、近所の高齢者に『大丈夫だよ』と伝えようと思う」
オンライン服薬指導を体験(100歳)
「併設の薬局がなくなれば遠くまで行かないといけないんでしょ?車で行くことは私はできないから助かる」
市によりますと、松之山診療所では月に約130人が受診をしていて、配達サービスを利用する患者は月に約30人を想定しています。なお、車での移動が可能な患者は、最も近くて車で15分ほどの松代地域の調剤薬局まで薬を受け取りに行く必要があります。
オンライン服薬指導を体験(50代)
「いままで併設されていた薬局ではいろいろ質問できたが、オンラインになって心配な部分はある。電話で何でも聞いてほしいと言われたので、何かあったら聞きたいと思う」
市民福祉部 地域ケア推進課 井之川一彦 課長補佐
「併設の薬局が閉局して間もないので、どんな影響があるかまだ分からないが、少しでも使いやすい環境を整えることが大事。まずオンラインに慣れてもらうことが大事。医療には診察から薬の処方まで一連の流れがある。ひとつの選択肢としてオンラインが広まればいい」
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