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ツキノワグマが生活圏に出没した想定 十日町市で「緊急銃猟」の訓練

2026年06月26日 19:52更新

クマの目撃情報が十日町市内でも相次ぐ中、生活圏の中にクマが現れたことを想定し、自治体の判断で銃器による駆除を許可する「緊急銃猟」を実施するまでの、手順や連携を確認する訓練が26日(金)に十日町市中条の笹山野球場周辺で行われました。

訓練には十日町市や警察の職員のほか、県猟友会十日町支部のメンバーなど約30人が参加しました。笹山野球場の周辺で住民がツキノワグマを目撃し、市に通報した想定で始まりました。

現場に駆け付けた市の農林課の職員が野球場内にクマがいるのを発見し、現場対策本部を置いて、警察や猟友会と共に対応策を情報共有します。

農林課長が電話で市長に承諾を請う
「猟友会と警察等、緊急銃猟の要件について確認し、用件を満たすと共に適切な駆除方法であると判断しました。つきましては緊急銃猟を実施してよろしいでしょうか」

それから市の広報車で住民に自宅待機などの注意喚起を促し、周辺の安全確保を確認した上で、市から猟友会に緊急銃猟の実施を依頼します。

訓練では猟友会が約60メートル離れた観客席から模擬のライフル銃でクマを駆除し、そこまでの手順が関係者で確認されました。

新潟県猟友会十日町支部 池田富夫 支部長
「訓練だったので実際クマが出た場合にこれほど時間を取ってられない。判断などはもう少し早くしないといけない。良かったことはやっていることが全て間違っていなかったし、やったこと自体はスムーズに確認ができた。猟友会としては県と警察、市町村と協力してやっていきたい」

十日町市は去年11月にツキノワグマ等出没マニュアルを作成し、今回初めてそれに基づいて一連の対応を確認しました。また去年12月には中条地内の住宅近くに現れたクマを市内で初めてとなる緊急猟銃で駆除しています。

なお、十日町市に寄せられたクマの目撃や痕跡情報は昨年度だけで169件にのぼり、今年度は6月26日までに32件。昨年同時期よりも7件上回っています。

十日町市農林課 樋口貴行 課長
「手順を踏んで確認できたので良かった。実際な臨機応変な対応が求められると思うので、今後対応できるようにしていきたい。猟友会や警察と情報共有しながら全体的に見直していきたい」

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