2026年09月09日 18:00更新
児童や生徒にアレルギー症状が発生した場合に適切な対応を迅速に行えるよう、教職員を対象に自己注射薬「エピペン」の投与方法などを学ぶ研修会が7日(月)、十日町市立飛渡第一小学校で開かれました。
この研修会は十日町地域救急業務連絡協議会が5年前から開いているもので、市内の小中学校から一般教諭や養護教諭など35人が参加しました。
まず、県立十日町病院の布施拓也医師が食物アレルギーの基礎知識やアナフィラキシーショックが引き起こされる要因について講義しました。重篤なアレルギー反応が生じた場合は、一時的に症状を緩和する自己注射薬エピペンを30分以内に投与することが重要になります。
県立十日町病院 布施 拓也 医師
「肌の症状に加えて消化器、呼吸器、全身の症状が1つでもあれば使用した方がいい。迷ったら打ってもらいたい。迷って打たなかった結果、本物だった場合が最悪なパターン。もし迷うくらいだったら打った方がいいと指導している」
続いて練習用のエピペンを使って参加者が「投与役」「児童役」「足を押さえる役」の3人1組に分かれ、投与の仕方を体験しました。
参加者
「結構グッと押し込まないと入っていかない。実際に針が出るとなると、さらに力が必要になるので覚悟がいる。自分が処置できることを学んだので、今度はほかの職員も処置が出来るようにしていきたい」
また、給食を食べている最中に児童がアナフィラキシーショックを起こした場合を想定した模擬訓練も行われ、飛渡第一小学校の教職員が救急通報からAED(自動体外式除細動器)の準備、エピペンの投与までの一連の動きを本番さながらに行いました。
参加者
「とてもリアルに消防士からの指示があり、私たちも落ち着いて対応できない部分がすごく多かったが、逆に落ち着いて対応できないことを自覚できたのがよかった。子どもたちが安心して過ごせる学校にしていきたい」
十日町地域消防署 救急指導係 保坂 繁之係長
「症状にいち早く気づき、エピペンがあるようなら1分1秒でも早く投与することが重要になってくる。アナフィラキシーショックにはアレルギー症状のほかにも心肺停止などあるので、1分1秒争う中で皆さんができることをしっかりとやってもらうために事前の準備が必要になってくるので、こういったトレーニングが必要」
なお、アナフィラキシーショックによる救急搬送は今年度、十日町地域消防管内で一般家庭の4件のみで、そのうちの3件でエピペンが使われました。残る1件はことし2月から処方が始まった注射針を使わずに鼻腔内へ噴霧してアドレナリンを投与する点鼻薬「ネフィー」が使われたということです。
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