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支援センターあんしん 農福連携で県知事賞受賞!

2022年08月09日 14:21更新

障がいがある人の社会参加への自立支援をしている、十日町市の「特定非営利活動法人支援センターあんしん」が、このほど「新潟県優良農業経営体等表彰」の農福連携の部で最高賞の「県知事賞」を受賞しました。

8日(月) 令和4年度 新潟県優良農業経営体等表彰式

支援センターあんしんは平成14年に小規模作業所として開所しました。翌年からトイレットペーパーの製造事業を開始し、現在は「ワークセンターあんしん」と「きぼうワークス」の2か所で障がいがある人の就労継続支援に取り組んでいます。農福連携には令和2年から本格着手し、3年目の今年は農業法人から作業を受託したり、農地を借り入れて農産物生産に取り組むなど、利用者の20人ほどが携わり、仕事の幅を広げています。

具体的には農地38アールを借り入れ、米作りや園芸品目を栽培しています。また、カボチャの定植、ネギの収穫、雪下ニンジンの皮むきなどの作業を受託し、農地の維持や農業生産の新たな担い手として支え手になっています。さらには、地域の窓口として農業者からの相談や、福祉事業所とマッチングする体制づくりなども進めています。

こうした活動は、ほかの地域のモデルになるとして評価され、農福連携の部で県知事賞を受賞しました。

同施設によりますと、連携した農家からは「来てもらうことで、早く収穫できた」「昨年より作付けを増やせた」などの声が寄せられているということです。

ワークセンターあんしん 久保田学さん
「正直、農業をスタートしたばかりで、こんなに早い段階で評価していただけるとは思ってもいませんでした。これを励みに、地域のため、働いている利用者さんのために、今まで以上に頑張りたいと思います。今後は野菜の加工工場をスタートさせ、地域の食材ロス問題にもかかわっていきたいです」
このほか、新潟県優良農業経営体等表彰では、販売革新部門で津南町の「株式会社 鬼や福ふく」、むらづくりの部で同じく津南町の「三箇地区都会との交流を進める会」が県知事賞を受賞しています。

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