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スパーリング中に倒れた男性をAEDで救う キックボクシングジムに感謝状

2022年12月20日 17:50更新

キックボクシングのジムでスパーリング中に突然意識を失って倒れた男性にAEDを使って命を救ったとして、このジムの代表や利用者に十日町地域救急業務連絡協議会から感謝状が19日(月)に贈られました。

感謝状が贈られたのは十日町市本町2丁目にあるキックボクシングアルンジムの児玉正暁代表と、このジムを利用していた涌井大嵩さん、生越正徳さん、杵渕大輔さんの4人です。

ジムでは今年9月26日の夜、出稽古に訪れていた他のジムに所属する40代の男性がスパーリング中に突然倒れ、けいれんを起こしました。すぐに駆け寄った児玉代表は男性の意識と呼吸がないことを確認し、119番通報とAED(自動体外式除細動器)を持ってくるようジムを利用していた3人に頼み、AEDによる電気ショックや胸骨圧迫を継続して行いました。

応急手当の甲斐があり、倒れた男性は数分後に意識を回復しました。救急搬送された後も翌日には退院し、現在も後遺症なく社会復帰しているということです。また使われたAEDの記録からも今回の素早い処置が有効だったということです。

児玉代表は「ゆっくり倒れるような感じで横になって、ちょっと経ったら体中けいれんし始めた。ヤバいないと思ってすぐに心臓マッサージを始めた。AEDは使わないだろうなと思いながら置いてあったが、実際に初めて使うことになった。こういうことがないように心がけているが、AEDがあってやっぱり良かった」と話していました。

アルンジムでは4年前からジムにAEDを設置し、ジムの練習生も対象に年1回、心肺蘇生法の講習会を開いていました。今回の表彰にあわせてアルンジムは十日町地域救急業務連絡協議会の救命サポート事業所に認定されました。これで認定事業所は十日町市と津南町の149か所になりました。

協議会ではAEDの使い方を普及させようと、特に女性にAEDを使用する際、配慮しやすいよう胸部を覆う救急手当タオルを制作し、今後2年かけて認定事業所に配ることにしています。   

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