2023年04月25日 13:44更新
今年3月に十日町市山野田で発生した建物火災で、逃げ遅れた火元の住人を救出した、同じ町内に住む丸山直之さんに消防から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは十日町市山野田に住む会社員の丸山直之さんです。火災は3月10日未明に山野田地内で発生し、火元の住宅兼店舗と隣接する住宅が全焼しました。
十日町地域消防によりますと丸山さんの住宅は火元の裏手にあり、出火当時は就寝中でした。異変に気付いた家族に起こされ、火元の建物に近づくと、2階の屋根の上に逃げた住民が「車庫にあるはしごをもってきてくれ」と叫んでいるのに気づきました。丸山さんはすぐにはしごを持って駆け付け、屋根にかけたことで、男性は地上に避難することができました。
火元の建物には当時男性2人が住んでいましたが、けが人はいなかったということです。服部勝志消防長は消防到着前の丸山さんの迅速かつ適切な行動で人命の危険を食い止めることができたと、功績をたたえました。
丸山直之さん
「その時は無我夢中で、早く早くと思っていた。救助した人は一つ上の先輩で、よく見る方だった。誰もあそこにいれば同じような行動はすると思う。助かって良かった。火事は気を付けなければいけないなとつくづく思った」
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