2023年06月26日 18:15更新
長距離走に取り組む中高生たちの練習場にもなっている十日町総合公園 ライオンズの森で25日(日)、日頃利用している十日町中学校や南中学校の生徒がコースの整備作業に汗を流しました。
整備作業は十日町ライオンズクラブと南部地区振興会が共同で毎年行っています。今年は十日町中学校、南中学校の陸上部と保護者もあわせ、総勢100人ほどが集まりました。大人たちが芝刈りやツツジなどの剪定、雑草の処理をする傍らで、生徒は2時間ほどかけてランニングコースにウッドチップを補充しました。
特に雨や雪の影響でウッドチップが水に流されたり、ぬかるみやすくなっている場所を重点的に熊手やトンボを使って整えていました。
南中学校3年 徳永惟吹さん
「ウッドチップを敷くとスピードは出しにくいが、脚への負担が少ないのでケガがしにくい。県駅伝が芝コースなので、それに向けた良い練習ができるので良いところだと思う」
南中学校2年 阿部杏菜さん
「駅伝シーズンはここを使うので、自分たちで整備するのは良いと思う。駅伝をがんばって全国大会へ行きたい」
十日町中学校1年 押木翼さん
「自分で整備したので、なおさら練習を頑張れる。駅伝は先輩たちもいるが、メンバーに入れるように頑張りたい」
ライオンズの森は昭和49年に造成され、100本以上のソメイヨシノのほか、遊具やランニングコースが設けられるなど市民の憩いの場所となっています。去年8月にこのランニングコースを使いやすくしようと幅2m、全長1kmにわたって、ウッドチップが敷かれました。
ウッドチップ整備を企画し、去年まで十日町中学校の元顧問をしていた新潟経済大学 山本仁士 准教授は「成長期の子どもは、アスファルトばかり走っていると故障に繋がる。ウッドチップは年配の方が散歩をするにも、足腰にやさしいし、森林浴の効果がある」と話しています。
去年秋には、ここを練習場にしてきた十日町高校や十日町南中学校の陸上部の駅伝チームが、どちらも男女アベックで県大会を制覇し、全国大会に進むなど、早速成果をあげています。今年もこのコースで練習を積みかさね、更なる躍進が期待されています。
整備作業が終わると、参加者全員で「ライオンズを走り込んで、全国行くぞ!」とエールをかけあいました。
南中学校では現在週に1回、十日町中学校では夏から秋にかけてライオンズの森で練習を行うということです。
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