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明石の湯 改修事業予算 「附帯決議」付けて市議会可決

2023年06月29日 11:22更新

明石の湯のボイラーの入れ替えとエントランス部分の改修工事事業を盛り込んだ追加補正予算が26日(月)の十日町市議会6月定例会の最終日に提案され、賛成多数で可決されました。一方で市議会は、改修後も飲食ができる憩いの場所として休憩室や個室のほか、キッズルームを確保することを求めた附帯決議を提案し、全会一致で可決されました。

十日町市が提案した明石の湯の改修計画では、老朽化しているメインボイラー1基をエネルギー効率の良い新型ボイラーに入れ替え、コスト軽減をはかります。さらにこれまでエントランスと厨房があった場所を改修し、イベントや作品展示などに活用できるスペースを作って、新たな利用者を増やすねらいで総事業費は6000万円です。

市議会本会議では採決の前に、計画への反対の立場から討論が行われました。
 

滝沢繁議員
「とりわけ飲食に関し、家族連れや温泉を利用する人たちは、このサービスがあるから足を運んでくれる。厨房を廃止して展示室になっては後戻りはできない。十分に検討することが大事」

滝沢貞親議員
「無くなる飲食の部分をどうやってカバーするか、集客をどのように上げていくか。難しい課題ながらも、次に受けつぐ指定管理者に対して、なるべくスムーズに業務委託できる形にするのが市当局としての責任。その辺についてあまりにもずさん」

採決の結果、5人が議案に反対。17人が賛成し改修事業を含めた追加補正予算が可決されました。

一方、議会側からは、明石の湯が市民からも訪れる人からも愛され、にぎわう施設になるよう、①飲食ができる憩いの場としての休憩室、個室を確保すること、②高齢者へ配慮した施設とすること、③キッズルームを確保すること、④改修後、誘客に努め事業を継続することの4点を踏まえた予算執行を求める附帯決議案が提案され、全会一致で可決されました。

関口市長は採決後に「議決をいただいた附帯決議の内容をふまえて、適切に判断をしていく所存」と話しています。市では7月中旬にかけて改修の具体的な実施設計をまとめます。また工事にともない明石の湯は8月から臨時休業となります。

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