2023年10月23日 15:33更新
おにぎりを美味しく食べるために汗を流すアートイベント、「おにぎりのための運動会」が21日(土)、十日町市室野の奴奈川キャンパスで行われ、県内外から集まった約160人が巨大おにぎり転がしなどユニークな競技を楽しみました。
このイベントは食をテーマに作品を作る神奈川県出身のアーティスト「EAT&ART TARO」さんが、千葉県市原市で2014年から始めたものです。十日町市では大地の芸術祭のイベントとして、今回初めて開かれました。
EAT&ART TAROさん
「どうしようもなく、おいしくなってしまうおにぎりを作れないかと思った。そのために運動会を調理の一部として、おにぎりを食べてもらうイベントを作りたいと思ったのがきっかけ。妻有はお米もおいしいし、FC越後妻有もいるので一緒にできたら楽しそうだなと思って開催した」
イベントには、県内外から約160人が参加し、巨大なおにぎりを転がす「おにぎり コロコロ」や、稲穂をバトンにして行う障害物リレーなど、ユニークな競技が行われました。
参加者
「競技の名前は見ていたが、想像以上に楽しい競技がいっぱいあってとても楽しかった。地元にいるだけでは関われない人と一緒に楽しめて、とてもいい企画だと思う」
「岡山県から毎月、越後妻有に遊びに来ていて、おもしろそうだったので参加した。おにぎりがとてもおいしかったし、地域の人と一緒に遊べたのがとてもいい思い出になった。今回は雨で体育館だったが、ぜひ次は外で、来年も参加したい」
お昼休憩には、新米を使ったおにぎりがふるまわれ、参加者は汗をかいておいしくなったおにぎりの味をかみしめていました。
イベントには女子サッカーチーム、FC越後妻有が、応援団長として参加したほか、日本大学芸術学部教授で彫刻家の鞍掛純一さんが会場の演出や運動会用のトロフィー制作を手がけました。
またステージでは、大地の芸術祭の公開作品「農具は楽器だ!」を手掛けるアーティストで、プロサックス奏者の岡淳さんが結成した「越後妻有田園楽団(仮)」が演奏を初披露し、古くなった農具で作られた楽器の音色を響かせ、会場を盛り上げていました。
FC越後妻有 木村 珠奈さん
「初開催でうまくできる不安だったが、参加者の笑顔や楽しかったと言ってもらえて、準備して頑張ってきてよかったなと思った。おにぎりのための運動会の魅力を分かってもらえるとうれしいし、これを機に来年も開催したいと思っている」
EAT&ART TAROさん
「来年は大地の芸術祭の本催があるので、この感じをパワーアップしてやりたいと思っている。すごくおもしろいので多くの人に来てもらいたい」
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