2023年10月27日 16:59更新

第55回十日町市美術展が30日（月）まで、越後妻有文化ホール「段十ろう」で開かれています。

十日町市展は文化の普及と作り手の育成を目的に開かれています。55回目の今年、日本画と洋画・版画を「絵画部門」とするなど、出品部門数がこれまでの6から4部門に統合される見直しがあり、市内外から169人、222点の出品がありました。絵画、造形、書道、写真の部門ごとに最高賞となる市展賞1点のほか、奨励賞や佳作賞などが審査員によって選ばれます。

滝沢妙子さんの「村行」

これは書道部門の市展賞、十日町市昭和町の滝沢妙子さんの作品「村行」です。細い線と墨の付いたところのバランスが良く、筆の流れが行間を美しく見せていると評価されました。

鑑賞した人
「大作ですね。勉強（熟知）された作品。私みたいな趣味とは違う」

村山博さんの作品「家路」

これは写真部門の市展賞、十日町市在住の村山博さんの作品「家路」です。稲妻を見事にとらえ、車のテールランプの軌跡として写し込ませた発想が見事と評価されました。

鑑賞した人
「地域を拾った写真に感動した。地域発信する写真がすばらしい」

第55回十日町市美術展
■日時:30日（月）まで 午前9時～午後9時30分（最終日は午後4時まで）
■会場:越後妻有文化ホール「段十ろう」