2024年01月15日 18:31更新
ヒビの数だけ福来る!
小正月の縁起物、チンコロの販売でおなじみの「節季市」が越後妻有交流館キナーレの駐車場で14日(日)開かれ、市内外から訪れた約1000人が長い列を作りました。
節季市は農家の冬の副業として生活用品や民芸品を持ち寄ったのがはじまりとされ、江戸時代から続いています。
中でもチンコロは上新粉を練り子犬やウサギ、その年の干支の姿にかたどった縁起物で、乾燥してヒビが入れば入るほど福を招くと言われています。大きさは約3cmですべて手作りです。十日町市の節季市は人気の高さから別名チンコロ市とも呼ばれています。
今年は去年より1つ多い、市内の4団体が出店し、今年の干支「辰」や雪国の伝統的な防寒具を着た「かくまき娘」など、あわせて約2300個のチンコロが並びました。
会場には長い行列ができ、訪れた約1000人の人たちは一つひとつ、表情の違いを確かめながらチンコロを選んでいました。
来場者
「かわいかった。人がいっぱいだったけど何とか買うことができてよかった」
「一つ一つが微妙に違ったり、違うようで形がそろったりしていてすごくいいと思った」
「健康が1番大事だと感じるので、家族の健康を祈ってチンコロを置きたい。みんな幸せそうに並んでいる間も、いろんな話ができて知らない人とも仲よくなれた。幸せな気持ちで並んだ」
新規出店した 妻有ちんころ愛好会 今井美津代さん
「伝統的な物を受け継いでいきたいと思っていた。ご縁があり、チンコロ作りを教えてもらい節季市に初参戦することになった。年始めということで、皆さんの健康と良い1年になるように思いを込めて作っている。買ってもらった人たちの1年がすばらしい物になればと思う」
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