2024年01月19日 16:32更新
十日町市松代地区の雪を東京都世田谷区にプレゼントする交流がも今年も行われました。7日(日)に世田谷公園で開かれた第45回新年子どもまつりには10トントラック3台分の雪で作られた「かまくら」や「雪の滑り台」が登場し、会場には過去最高となる3万8000人が訪れました。
松代地区と世田谷区の交流は、旧松代町時代の昭和61年に始まりました。公民館事業で中学生が世田谷区の祭りに参加したことがきっかけで、平成4年からは毎年、松代地区が世田谷区に雪をプレゼントしています。
今年は松代総合体育館の屋根から自然落下した雪、10トントラック3台分が5日に運ばれ、6日は松代支所の職員のほか、世田谷区のスポーツ推進員など30人が作業にあたって、長さ約20mの「雪の滑り台」や「かまくら」を用意しました。
十日町市松代支所によりますと、イベント当日はかまくらで最大1時間以上、滑り台も最大2時間半待ちになるほど、大盛況だったということです。このほか会場では物産ブースでナラタケの入った「もぐら汁」や「もち」、「あんぼ」のほか、松代で養殖された「オオクワガタ」も販売されました。さらに松之山温泉の地熱を利用したバイナリー発電の電力利用を呼びかけるPRも行われたということです。
松代支所の樋口彰支所長は「ほかの地域が少雪で困っている中、これだけの雪をよく持ってきてくれたと歓迎された。都内の単独イベントとして3.8万人もの人が来るのはなかなかない。インパクトもあり、十日町、松代の知名度をかなりあげたのでは」と話しています。
松代地域と世田谷区の交流としては今後、区職員や区民たちが「越後まつだい冬の陣」に多数参加するほか、松代で互いの小学生による雪上交流会なども予定されているということです。
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