2024年01月25日 17:56更新
松代地域峠集落の出身で、IT企業の代表取締役社長を務める牧田幸弘さんが故郷の「星峠の棚田」の発展に役立ててもらおうと、ふるさと納税として十日町市に3000万円を寄付しました。
ふるさと納税をしたのは、松代地域峠集落出身の牧田幸弘さん66歳です。牧田さんは、東京都内で企業向けのITシステムの開発やコンサルティングを行う「日本ビジネスシステムズ株式会社」を1990年に設立し、代表取締役社長を務めています。
24日(水)、峠集落で暮らす弟の和也さんと一緒に関口市長を訪ね、3000万円の目録を手渡しました。
左:牧田幸弘さん/右:和也さん(弟)
牧田幸弘さん
「ずっと東京で仕事をしていたが、気持ちは十日町の人間だと思っている。地域の魅力を作ろうと協力する姿を見て大変感銘を受けた。少しでも役立てればと思い寄付をした」
関口市長
「星峠の価値を世界中の人たちが気付いている地域だと思う。たくさんのお客さんが来る星峠の棚田周辺の整備をして、多くの人たちが楽しんでもらえるための整備に使わせていただきたいと思う」
市では、牧田さんの希望を受け、地元住民と相談しながら寄付金で「星峠の棚田」にトイレを設置したり道路などの整備に活用していく考えです。牧田さんは「星峠の棚田から見る景色は電線などが無くて本当にすばらしい。さらなる発展のスタートとして東京から少しでも力になりたい」と話しています。
牧田幸弘さん
「星峠を見に来た人たちが写真も撮れて、快適に過ごせるような場所があるとすごくいいというイメージだけは考えている。みなさんで考えて順番にやっていってもらえればいいと思っている。当たり前だと思っていたことが、実は全然知らない人たちからすると、とっても魅力的な場所だということを私自身が驚いている。この環境をもっといい形にするために、できることはできるだけ協力をしたいと思っている」
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