2024年02月29日 17:19更新

十日町市を舞台にしたNHKの新しい特集ドラマ「コトコト～おいしい心と出会う旅～」の出演者が28日（水）、十日町市博物館で会見し、俳優の古川雄大さん、高梨臨さん、歌手の小林幸子さんの3人が番組の魅力や地域への思いを語りました。

「コトコト～おいしい心と出会う旅～」は次の冬に、BS4Kや総合テレビで放送されるNHKの新しい特集ドラマです。その皮切りの舞台に十日町市が選ばれました。

写真：NHK、撮影の様子

あらすじは、東京の百貨店のバイヤーをしている主人公の結稀宏人が、物産展に出品する食材を探しに十日町に訪れ、縄文土器に惹かれて移住してきた博物館の学芸員やスナックのママなど、この土地で暮らす人や食べ物との出会いを通して心の交流を描くストーリーです。

左から：高梨臨さん、古川雄大さん、小林幸子さん

主人公の結稀宏人役には俳優の古川雄大さん。ヒロインで学芸員の相場美羽役には女優の高梨臨さん。スナックのママ役には新潟市出身の歌手、小林幸子さんが出演します。

結稀宏人役　古川雄大さん
「現地の人が温かい。撮影しているとゆったりした空気感が流れている。そういった空気感はコトコトに合っている。撮影中にいろんな人が協力してくれる姿は、この作品のメッセージ性でもあるので、十日町に来たからこそ撮れた映像であり、それが視聴者に伝わると良い」

相場美羽役　高梨臨さん
「十日町の方言が柔らかい音で心地よい、話していて幸せな気持ちになれる。自分が感じた気持ちも大切に演じ、出てくるご飯がおいしそうに見えるのでその魅力も伝えたい」

泉優華役（スナックのママ） 小林幸子さん
「スナックのママ役と聞いて、役作りをしないといけないと思ったが、プロデューサーにそのままで良いと言われた。新潟の良さをわかってもらえるようなドラマにしたい」

制作統括  NHK 堀内裕介 チーフ・プロデューサー
「人々の知恵や逞しさがあり、雪の中で情勢された豊かさがある地域と思い、全国の中から十日町を選んだ。芝居や姿を通じて、番組全体がコトコト煮込まれて味わい深いドラマになるといい」

撮影は2月20日から市内で行われていて、3月上旬まで続きます。放送は今年の年末から来年の年始頃になる見込みです。