2024年03月21日 20:02更新
来年の春に十日町・津南エリアで就職を希望する大学生や専門学生などを対象にした企業説明会が19日(火)、対面形式として5年ぶりに道の駅クロステン十日町で開かれました。
「十日町・津南就職ガイダンス」はコロナ禍の間、中止やオンラインでの実施となり、対面形式としては5年ぶりに開かれました。今回は令和7年4月からの採用に向けた説明会で、この年に卒業を迎える大学生や専門学校生のほか、卒業後3年以内の既卒者、学歴があって管内企業で働きたい卒業後10年以内の若者などが対象です。
企業側は十日町市と津南町から建設業や製造業をはじめ、営業職や総合職、プログラマーやシステムエンジニアなどの人材を求めて36社が参加しました。
食品製造業
「新しい部署のため、総合職として大卒者からマーケティングや広報担当を募集している。考える力がある人を採用して、自社の売り上げを伸ばす、会社の力になってほしい」
ゴム製造業
「製造技術の専門知識が必要なので専門学校生や大卒生を求人した。製造の業種も募集しているが、なかなか入社してこないのが現状」
参加した大学生
「休日が自由に取られたり、社員と良い関係で続けられるか大事」
「地元に貢献したいので市内での就職を考えている。十日町の人口減少もあるので、地域の活性化として町に活気がつくような仕事や業務に携わりたい」
一方で就職希望の参加者は、県内や関東圏にある大学や専門学校に通う学生10人に留まりました。主催する十日町地区雇用協議会では、若者の地元就職を増やそうと今回のガイダンスから参加対象を、学生の保護者にまで裾野を広げて呼びかけています。
十日町地区雇用協議会事務局 十日町市産業政策課 樋口正彰課長
「ガイダンスの参加者は保護者から紹介された人が多かった。今後は保護者に対してアピールすることが大事。市役所や企業だからとは言わず一緒にやっていかないと、この未曾有の危機は乗り越えられない」
なお、企業の求人情報は2月1日から公開されています。6月1日から面接などの選考がはじまり、採用内定が出るのは10月1日からとなっています。
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