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十日町市で全部撮影!短編映画「十日と永遠」完成試写会

2024年04月23日 15:40更新

十日町市内ですべて撮影された短編映画「十日と永遠」の完成試写会が20日(土)、千手中央コミュニティセンターで開かれました。監督の倉田健次さんや、映画に出演した市内出身のアーティスト、シュンスケフクザキさんなど制作関係者が集まり、ロケに関わった地域の人たちに感謝を伝えました。

「十日と永遠」は、全編十日町市で撮影された約30分間の短編映画です。監督と脚本を務めたのは、アメリカの「サンダンス・NHK国際映像作家賞」でのグランプリをはじめ、世界各国の映画祭で数々の受賞歴を持つ倉田健次さんです。製作は主演の結城貴史さんが代表を務める東京都の「曲輪合同会社」と十日町市の「エスディーコーポレーション」が共同で行い、市内出身のアーティスト、シュンスケフクザキさんがプロデューサーを務め、映画にも出演しています。

プロデューサー兼 久瀬旬役 シュンスケフクザキさん(エスディーコーポレーション)
「私は1回上京してそこで十日町の良さを知って戻ってきたので、映画を使って十日町の良さを広めていけたらいい」

プロデューサー兼 久瀬旭役  結城貴史さん(曲輪合同会社 代表)
「十日町には何度も来たことがあって、『雪の撮影をしたい』『シュンスケフクザキが十日町出身』となった時に、彼の地元で彼や周りの力を借りて映画を撮れたら、彼にとってもいいし、僕らにとっても記憶に残る映画になると思ったので十日町で撮影した」

撮影はおととしの冬に行われ、中里地域の桔梗原や六箇地区の田麦での雪原シーンに加え、「吉澤織物」の工場や中華料理店「北京」、「繁蔵 田麦そば」など市内の店舗もロケ地となりました。

ストーリーは雪国がふるさとの写真家、久瀬旭が実家の織物会社で働く弟の旬に呼び戻され、疎遠になっていた父親と思い出の地を巡る、家族の「記憶と再生」をテーマにした物語です。

キャストは、主役の久瀬旭が結城さん。久瀬旬をシュンスケさん。そのほか、旬の恋人役を俳優の七瀬麻美さん。旭と旬の父親、久瀬平八郎役を、前田吟さんが演じています。

監督・脚本 倉田健次さん
「ただ家族が大切だとか、紹介する映画ではなく、観点を少し変えた、家族を作っている記憶をモチーフにした映画。少し変わった印象を受けると思うが、最後まで楽しめる作りになっていると思う。十日町には平地や山などいろいろな地形があって、とてもバランスがよく日本の風景が凝縮されている印象があった。僕は日本を紹介する代表できる映画になるであろうイメージをすぐに持った。内容も含めて地元の人が『この映画は私たちの土地で作られている』と思ってもらえたら、僕が映画を作っていて1番うれしい」

この日は、映画に関わった市内の関係者を招いて完成試写会が行われ、監督とキャスト3人が協力してくれた地域の人たちへ感謝を伝えました。

シュンスケフクザキさん
「すごい長いキャリアの中で、前田吟さんが『この十日町での撮影がいままでの映画人生の中で1番楽しかった』と言っていた。なんでかというと、もちろん製作チームもそうだが、この地域の皆さんが無償で、気持ちだけで情熱をもって『じゃあ手伝うよ』という気持ちと行動が吟さんに伝わったから。皆さんには感謝しかない」

清水麻衣子役 七瀬麻美さん
「伝統芸能だったり、この地域の人には当たり前の光景が、映画を通すとまた違った感じで見えてくると思う。『知ってる、あそこ!』と答え合わせしながら見てもらいたい」

結城貴史さん
「改めて作品を見てもらって、自分たちをよりもっと愛してもらいたい。この映画を見て、家族が元に戻ったり、やり直すことはできると勇気を与えられると思うので、ぜひ何も考えず1回見てもらいたい」

 

「十日と永遠」はこれから世界各国の映画祭に出品され、一般公開については来年以降になる見込みです。

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