2024年08月07日 14:39更新
広島に原爆が落ちた8月6日にあわせ、越後妻有里山現代美術館MonETの北側にある「平和の塔」の前で原水爆禁止十日町市民大会が開かれ、参加者が世界平和を祈りました。
今年で70回目となる原水爆禁止十日町市民大会には関口市長や地元県議や市議、一般市民など約110人が参加しました。広島市に原爆が投下された時刻、午前8時15分に合わせて長崎市から寄贈された平和の鐘が鳴らされると、参加者全員で1分間の黙とうを捧げ、原爆の犠牲者を悼んで世界平和を願いました。
また一昨年、広島市の平和祈念式典に派遣された中条中学校3年の岩田弦汰郎さんが、原爆ドームや平和記念公園を訪れて感じた戦争の怖さについて発表しました。
中条中学校3年 岩田 弦汰郎さん
「戦争がどんなに恐ろしいか知った。たった一つの核兵器で多くの尊い命が奪われた。この経験を通して核兵器の恐ろしさを伝えたり、平和のための取り組みをたくさんしていきたい」
参列者
「なかなか平和が来ないので、今度こそ平和が来るようにという気持ちで参加している。原水爆は遠い過去の問題という考え方になっている」
原水爆禁止十日町市協議会 星野景子 会長
「原爆の被爆から79年経つということは大変長い時間で、みなさんが平和を思う気持ちがあって市民大会を続けて来られた。第三次世界大戦が来ないことを祈っている」
なお原水爆禁止十日町協議会では今年、市内4校の中学生14人を含む23人の一団を広島市に派遣しています。
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