2024年09月13日 10:31更新
実りの季節を迎え、十日町市伊達地区にある「黒沢観光くり園・さるなし園」の今季の営業が始まりました。10月中旬までクリ拾いやサルナシ狩りが楽しめます。
「黒沢観光くり園・さるなし園」の今季の営業は9日(月)から始まりました。園内には6haの畑に10品種のクリの木が約2000本植えられています。今年の出来は全体を通して粒が大きく甘みがあり、豊作ということです。
はじめに旬を迎えた「丹沢」という品種は実は大きく、薄い黄色でホクホクしていて、焼いてもふかしてもおいしいのが特徴です。もうひとつの「息吹」という品種も丹沢より小粒ですがねっとりとした食感があり、人気を集めています。
黒沢観光くり園・さるなし園 責任者 宮澤 八洲男 さん
「観光農園なので1か所に集中しないように晩生や早生、中稲もあり散らばらせてある。お客さんが農園全体を散らばって歩ける。車いすの人も拾えるという緩い傾斜で安全なので喜ばれている」
一方、サルナシは見た目や味わいがキウイフルーツに似ているマタタビ科の果物で、園内1haほどの畑に約1000本が植えられています。今年の出来は例年並みの大きさで、しっかりとした甘みが感じられるということです。サルナシは腸内環境を整え、健康や美容に対しても効果が期待されるスーパーフードとして注目が高く、市内では水沢地区を中心に栽培に力を入れています。
黒沢観光くり園・さるなし園 湯澤 明日香 さん
「実際に食べるとリンゴのような甘みがあったり、甘みは強い。商品やサルナシの実を購入できる場所が少なくスーパーでは売っていないので、さるなし園に収穫に来てもらうお客さんが多い。十日町市は大地の芸術祭という大きいイベントをしているし、県外から来ているお客さんが栗園やさるなし園にも足を運んでもらえるようにつながりが出来たらと思っている」
「黒沢観光くり園・さるなし園」の営業時間は午前8時30分から午後4時まで。営業期間は10月中旬までで、期間中は無休。入園料は大人が600円、小人は300円です。
なお農園では今年、宮澤八洲男前園長から息子の健太郎さんが代表を務める農業法人「のうランド」に経営を引き継ぎ、スタッフの若返りを進めて、サルナシのジェラートやジュースなど加工品の開発・販売に力を入れています。詳しくは「のうランド」のホームページをご覧ください。
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