2024年09月27日 17:33更新
世代の違いや障がいの有無などの垣根を越えた地域交流を目指すアートイベント「なかまになる月曜日」が23日(月)、十日町福祉会の障がい者入所支援施設「なかまの家」で初めて開かれました。このイベントは医療や介護分野の持続的な仕組みづくりを考える「十日町いきいきエイジング講座」が、なかまの家と新潟大学、東京藝術大学に協力を呼びかけ初めて開きました。
世代の違いや障がいの有無に関係なく地域の人たちが一緒になってアートに触れあう体験活動を通し、医療や介護などの専門分野だけに留まらない地域で支え合う福祉環境を作る狙いがあります。この日は、なかまの家の利用者とその家族に加え、地元から集まった約100人が東京都や京都府で活動しているデザイナーや芸術家3人が企画したワークショップに参加しました。
これはタコの足に見立てて8本の竹ひごを8人でバランスを取りながら持ち運ぶ「蛸みこし」です。参加者は音楽や太鼓の演奏にあわせて、バランスを取りながらみこしを施設となりのナカゴグリーンパークまで運びました。
社会福祉法人 十日町福祉会 松村実常務理事
「このイベントがスタートなので芸術の力などを借りて福祉や介護、そして地域と一緒に結ばれて住みやすい地域づくりにつながればと思う」
イベントに参加した大学院生
「アクティビティやワークショップに参加できる貴重な体験になった。来てくれてる人もスタッフもみんなで生き生きしてワイワイやってる感じが楽しい」このほかTシャツやバッグに好きな色や模様をプリントする体験や、多様性を認め合う大切さを伝える絵本の読み聞かせのあとで参加者同士でハグをしあう活動も行われました。
参加者
「塗るのは楽しかった。色を塗ることが大好き」
「Tシャツにペイントしたりバッグも持ってきたのでそこにもペイントした。ほとんど私がやったような感じだが、時々娘の笑顔が見られて楽しかった」
十日町いきいきエイジング講座 白倉悠企特任教授
「芸術そして創造性など新しいものを生み出す力を医療とか介護のケアの中に取り入れることで、私たちが持っている閉塞感などを打破することができるのではないかと期待した。アーティストに参加してもらうことで、ものすごいエネルギーがこの地域に持ち込まれるということが体験できたので芸術やアートを絡めたイベントを今後も開催していきたいと考えている」
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